- みんなの評価
1件
孤独な散歩者の夢想(新潮文庫)
十八世紀以降の文学と哲学はルソーの影響を無視しては考えられない。しかし彼の晩年はまったく孤独であった。人生の長い路のはずれに来て、この孤独な散歩者は立ちどまる。彼はうしろを振返り、また目前にせまる暗闇のほうに眼をやる。そして左右にひらけている美しい夕暮れの景色に眺めいる。――自由な想念の世界で、自らの生涯を省みながら、断片的につづった十の哲学的な夢想。
孤独な散歩者の夢想(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
孤独な散歩者の夢想 改版
2016/10/18 09:07
ルソーの晩年の思想がつまっています。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ルソーの晩年の書です。思想界ではあまりにも有名なルソーですが、晩年は非常に孤独であったと言われています。人生の長い道のはずれに来て、彼は立ち止り、孤独を感じながら、思想にふけります。自由な想念の中で、自分自身の生涯を振り返りながら、様々な思いにふけるルソーの晩年の考え方が詰まった書です。