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4件
メタモルフォシス(新潮文庫)
著者 羽田圭介
その男には2つの顔があった。昼は高齢者に金融商品を売りつける高給取りの証券マン。一転して夜はSMクラブの女王様に跪き、快楽を貪る奴隷。よりハードなプレイを求め、死ぬほどの苦しみを味わった彼が見出したものとは――芥川賞選考委員の賛否が飛び交った表題作のほか、講師と生徒、奴隷と女王様、公私で立場が逆転する男と女の奇妙な交錯を描いた「トーキョーの調教」収録。
メタモルフォシス(新潮文庫)
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2017/01/23 12:16
面白い組み合わせ
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投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
SMとアナウンサー業界という、二つの世界をテーマにした作品。SMに関しては、書かれている内容がどこまで事実に基づいているのか分からないけれど、本当だとしたら、未知の世界を安全地帯から覗き見たことになる。アナウンサー業界に関しては、「こんな事書いていいのかな?」という個所が何カ所あり、作者はリスクをとったのだな、と感じた。奇抜なテーマなのに、不思議とスラスラ読めたということは、非常に技術的に優れた作品なのだろう。私が知らないだけかもしれないけれど、何か大きな賞を取らなかったのが不思議。
メタモルフォシス
2015/11/26 13:56
ファイト・クラブに近いです
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
羽田さんの小説は初めて読みました。
「メタモルフォシス」「トーキョーの調教」共にワードチョイス・作風がかなりハードです。日常と非日常の対比・暴力的でドライな描写がチャック・パラニュークの「ファイト・クラブ」に近い印象でした。
2020/05/31 19:15
ちょっと難しかった
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投稿者:akb49484800 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分にはちょっと難しかったが、それなりに楽しめた。内容は少しハードでグロさもある。しかし、自然と読み進めてしまう。そんな小説だった。