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3件
腰痛放浪記 椅子がこわい(新潮文庫)
著者 夏樹静子
「夏樹静子のお葬式を出しましょう」──苦しみ抜き、疲れ果て、不治の恐怖に脅かされた闘病の果てに、医者はこう言った。時には死までを思い浮かべた鋭い腰の疼痛は、実は抑制された内なる魂の叫びだった。そして著者もいまだに信じられないという、劇的な結末が訪れる。3年間の地獄の責め苦は、指一本触れられずに完治した。感動の腰痛闘病記。『椅子がこわい─私の腰痛放浪記』改題。
腰痛放浪記 椅子がこわい(新潮文庫)
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腰痛放浪記椅子がこわい
2019/07/24 20:16
私も腰痛持ちです!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も長年の腰痛持ちでです。毎年、3月頃から痛くなります。
椅子に座って立つときに激痛が走ります。
夏樹さん同様、私も工夫をして高い机で立って仕事をしたりしています。
食事も立って食べています。
地元の接骨院に週3回通院しています。
保険適用で1回500円です。
2ヶ月間通って、少しの時間は座れる様になりました。
夏樹さんは心身症の腰痛でした。
本人曰く、「心因性でこの激痛はありえない。」
私も同感でした。しかし、絶食療法で改善・完治したのには驚きました。
私は、ぶら下がり健康機にぶら下がると改善することが分かってきました。
私も完治目指して孤軍奮闘頑張りたいと思います。
2017/02/18 14:07
豊かな描写
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひなた - この投稿者のレビュー一覧を見る
疼痛の持病と12年ほど付き合ってきた経緯があり、この本を読みました。
恐らく性格が夏樹さんと似ているところもあり、痛みと共に感じる苦しみ、焦り、落胆や怒りといった感情の描写に共感しました。
ともすれば本質が覆い隠されたり美化されたりしがちな闘病が、冷静な視点で、丁寧に描かれています。
根治の手法が提言されている訳では無いので、そのままそっくり真似をしたい患者さんは求めるものと少し違うと感じるかもしれませんが、
器質性でない痛みという(健康な人にすれば)捉えどころのないものがメインであるにもかかわらず
読みやすい闘病記ではないでしょうか。
断食の効果として説明されていた「思考が柔軟になる」というのは少し不思議で、
要するに脳が栄養不足で朦朧としてしまうということなのかなあと個人的には思うのですが、
断食が直接痛みに効くのではなく、平木先生との治療の中で、夏樹さんご自身にいいカタルシスが起きたことが重要だったのだろうと理解しています。
共通の知人にまつわるあるエピソードから敬意を払っていたとはいえ、
夏樹先生が断食中に行われた、平木先生への猛抗議の様子は、物言いが率直過ぎて、飾らない面白い方だなとも思ってしまいました。
心因性であると認めない“馴れ合い”の状態から、先生と痛みに心を開け放たれたことは、本当に大きな転換で、勇気のいることだったと推察します。
自分も心を頑なにせず、柔らかな姿勢で痛みと向き合っていこうと思えました。
同じ痛みで苦しむ方は、色々な試みの中の一つに、本書を読むことを検討されてもいいのではないでしょうか。
腰痛放浪記椅子がこわい
2015/12/26 21:43
複雑怪奇
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こばよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話。腰痛のせいで椅子が怖い。
次から次へと腰痛の元がどんどん複雑になっていく。
リアルで複雑怪奇。