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【期間限定価格】中央銀行が終わる日―ビットコインと通貨の未来―(新潮選書)
著者 岩村充
日本銀行の金融政策はなぜ効かなくなったのか? 仮想通貨はなぜお金として機能するようになったのか? 「金利付き貨幣」の出現は、経済の仕組みをどう変えるのか? 日銀を飛び出した異能の経済学者が、「貨幣発行独占」崩壊後の新しい通貨システムを洞察する。マイナス成長がもたらす大格差時代を生き抜くための必読書。 ※単行本に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
中央銀行が終わる日―ビットコインと通貨の未来―(新潮選書)
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中央銀行が終わる日 ビットコインと通貨の未来
2016/06/29 00:00
中央銀行(の役割)が変わる、かもしれない
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アキウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中央銀行による金融政策の限界(将来の先食いだから低成長時代には向かないよ、格差解消も出来ないよ、とか)と、ビットコイン(仮想通貨)の台頭(技術的な解説が、とてもわかりやすい!)について言及しつつ、貨幣の新たな可能性について論じた本。
上記のふたつを結びつけることで、「マイナス金利付きデジタル通貨」の誕生を予測する話が大変面白かったです。
タイトルほど扇情的な内容ではないのですが、一方で、非常に大きな変化について考察しているので、ある意味タイトル以上に大きなインパクトがありました。
中央銀行が終わる日 ビットコインと通貨の未来
2016/05/24 23:37
技術的過ぎないビットコインの的確な解説
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビットコイン関係の本はいくつも出ていますが、技術的な話のエッセンスと金融的なインプリケーションを的確に解説しています。著者の高度な経済学の知識を反映して、他には書かれていないような内容が多く含まれています。著者は、ビットコイン的な技術が、中央銀行の独占的な通貨発行から、複数の通貨発行主体による競争的な通貨発行体制への移行を可能にする(だから、中央銀行が終わる)、としています。確かにその通りではあるのですが、人々がどの通貨を持つかを常に考え、選択し、交換する、という世界は、皆誰もがFXトレーダーになるみたいな世の中です。ちょっと疲れますね。