電子書籍
老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)
著者 NHKスペシャル取材班
「預金が尽きる前に、死んでしまいたい」「こんなはずじゃなかった……」年金だけでは暮らせない。金が無いので病院にも行けない。食費は1日100円……。ごく普通の人生を送り、ある程度の預貯金もある。それでも、病気や怪我などの些細なきっかけで、老後の生活は崩壊してしまう。超高齢化社会を迎えた日本で、急増する「老後破産」の過酷な現実を、克明に描いた衝撃のノンフィクション。
老後破産―長寿という悪夢―(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本老後破産 長寿という悪夢
2018/05/16 07:03
将来
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
思いもかけないことから老後の生活が成り立たなくなることがある。番組で取り上げた事実がさらに深く掘り下げられた本書は必読だろう。どのように社会問題に取り組むか考えさせられる。
紙の本老後破産 長寿という悪夢
2018/03/23 18:18
老後破産
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カピバラさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
長寿大国日本の中で、定年退職後も医療費が払えない・薬が増える・認知症など様々な問題がある。40代の若者に読んでおくべき1冊。
紙の本老後破産 長寿という悪夢
2022/04/07 19:54
身につまされるけど、必読書。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小野妹子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実母を介護するようになって、手に取ったこちら。
非常に読みやすく、番組を視聴してはいなかったけれど、登場される高齢者の方々の生活っぷりが手に取る様に分かる。
ただし、分かってしまう分、救いようのない悲しみ、苦しみが伝わってきて、読んでいて苦しくなる。
それでも読み進められるのは、内容が素通りできない未来の現実だからだろう。
この作品は、20代、30代には響かないかもしれない。
けれど、社会の構造を知っておくのに、早すぎる、ということはない。
自らの行く末を気にしつつ、周囲の高齢者に手を差し伸べたくなる自分も発見できる。
出会えてよかった作品。
紙の本老後破産 長寿という悪夢
2020/01/19 18:57
いずれ老後を迎える我々の必読書!?
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「老後老後」と言うけれどどれだけ真剣に老後の姿が見えているか正直なところ誰もわからない。ならば今現在において老後を迎えている人たちのケースを知ることで未来のために備えることも可能なのではないかと思う。幸福なケースよりも幸福でないケースを目の当たりにすること、そこに潜んでいる社会構造を知ること、それが大切なのだと思い知らされる一冊である。
紙の本老後破産 長寿という悪夢
2019/07/15 18:02
NHKらしい本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
老後破産に至った、あるいは寸前の方を取材し、厳しい老後の生活実態をリポート。1.国民年金(基礎年金)の給付額が低いこと、2.医療・介護費の自己負担や家賃負担が重いこと、3.生活保護制度が利用しにくいこと、4.相談窓口が乏しいこと、といった問題点を指摘しています。
一方で、解決策の提示は一切ありません。莫大な受信料で儲け、老後の心配など微塵もなく、私用で会社のハイヤーを使うような人達(知人のNHK記者がそうでした)なので、真摯な解決策は期待していませんでしたが、まさか提示さえないとは・・・。NHKらしい本でした。