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8件
幕末史(新潮文庫)
著者 半藤一利
嘉永六年(一八五三)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没す――。波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。
幕末史(新潮文庫)
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2021/10/29 05:58
読みやすい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
話し言葉で、語りかける口調の文体です。講演を、文字におこしたような感じなので、歴史初心者には分かりやすい本だと思います。ただ、作家には好みが、ありますから、特定の歴史上の人物に肩入れしてあるのは仕方ないですね
2021/10/04 23:18
実に面白い!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末といえば、坂本龍馬、西郷隆盛、高杉晋作…等活躍した人物の名前は挙げられる。
しかし、全体を通して何が起こっていたのかを説明せよと言われたら正直難しい…
この本を読む事により、幕末の全体の流れを掴む事ができてかなりスッキリ。(パズルのピースでしかなかった幕末史が繋がり、一枚の絵になったイメージ!)
それぞれの登場人物の立ち位置、考えを知る事ができて、幕末史がより味わい深い物になった。
著者が講座で話した内容なので、実に面白く一気に読んでしまった。
明治維新って、江戸幕府の悪い体制を一新させたってなりがちだけど、実際はそうでもなくって(徳川幕府にも有能な人はいた)、弱体化した幕府に対して薩長が公家を利用して権力を奪いとった感じに受け取れた。(歴史は勝者によって書かれる)
非常に濃いい内容なので再読したい。
幕末史
2020/03/13 06:02
おさらい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
徳川幕府末期の基礎的な流れがわかる本。特に新しい内容はないが基本的な時代の流れがわかるようになる。幕末がわかりにくいと感じている人向けだろう。