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3件
名もなき星の哀歌(新潮文庫)
著者 結城真一郎
新卒銀行員の良平と漫画家志望の健太には裏稼業がある。人の記憶を小瓶に入れて売買する「店」だ。ノルマに追われ奔走する二人は、ある日、路上ライブで流浪の歌姫・星名と出会う。彼女の過去と歌詞に秘められた謎、一家焼死事件の生き残り、迫りくる脅迫者の影、そして、スワンプマンとは誰だ!? 絡まりあう幾多の謎が解けるとき、美しくも残酷な真実が浮かび上がる。新潮ミステリー大賞受賞作。(解説・新川帆立)
名もなき星の哀歌(新潮文庫)
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名もなき星の哀歌
2022/10/14 18:08
人間としての善悪を考えたとき、どう行動すべきか ということが考えられる作品
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うえは - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は銀行の営業店で働いている人物であり、作中でも、自社の利益と顧客の利益のジレンマに苦しむ様子が描写されている。
往々にして、人としての正しさをもって仕事に臨むと痛い目を見ることがある昨今の中で、最終的に人間として、良いことは何なのか、人間としてすべきことは何なのか、ということを主人公自身が考え、実行して結末を迎えるのがこの作品である。
空想的な小説でありながら、実は読者の日常の中のジレンマに深く突き刺さるような良書であると考える。
名もなき星の哀歌
2023/04/01 10:39
余韻が残る
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投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
綺麗にまとまってる気がする。読後感は決して不快じゃない。だけど都合がいい展開もあるし、友人がこの後どうなったかも気になる。
名もなき星の哀歌
2023/02/12 14:00
記憶が売買できるなんて
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投稿者:キレイな富士山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
記憶が売買できるなんて、都合が良い話だと思ったが、読み進めるうちに切ないストーリーとミステリーが絡んだ展開となっていく。