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石原家の人びと(新潮文庫)
著者 石原良純
作家・政治家の石原慎太郎を父に、昭和を代表する俳優・石原裕次郎を叔父に持った著者初の回想録。「飲め、さもなくばテーブルを去れ」。常に一家の中心で威張っている父。俳優業の大先輩でもあり、周囲から慕われつつ世を去った叔父。4人の個性的な兄弟と大家族を切り盛りした母典子。逸話と伝説に満ちた石原家の素顔を鮮やかに写し出す傑作エッセイ。父・慎太郎の散骨式を描く新原稿を追加。
石原家の人びと(新潮文庫)
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石原家の人びと 新版
2022/12/24 20:26
父親の愛情
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
今だったらモラハラやDVなどと言われそうですが、地震の予言の日に学校を休ませたり、大きくなってからも旅先にしつこく電話してきたりする石原慎太郎の様子を想像すると面白かったです。石原家の写真も多く、当たり前ですが石原良純が赤ちゃんの時から完成された良純顔なのも可笑しかったです。写真からは紛れもなく父親の愛情も伝わってきました。またこんなに大変そうな夫の世話をし、4人の息子を育て上げた奥さんが本当に凄いと思いました。