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3件
巡査たちに敬礼を(新潮文庫)
著者 松嶋智左
バツイチ・子持ちの交通課係長、事故係に異動したばかりの若手巡査、昇任試験を控えた女性警官、警察学校在学中の青年、定年退職目前の署長――郊外の所轄署に勤める、世代もキャリアもバラバラな彼らの前に立ちはだかる仕事と人生の壁。さらに、50年にわたり組織的に隠蔽され続けた事件も明らかになってきて……。6編からなる、リアルな人間味に溢れた連作警察小説。(解説・あさのあつこ)
巡査たちに敬礼を(新潮文庫)
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2024/06/23 08:25
ちょっと現実に置き換えてしまいそう
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投稿者:ポッポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察官の姿を短編で綴ったお話です。一話ごとに、よく聞く内容ですが日ごろから厳正に対処し自分自身に厳しくしていかないといけないことに気づかされる一冊です。
さすが、元警察官が書かれた本です。
最終章の署長官舎は、前任者からの引継ぎ事項を明らかにすると自分自身にも影響が及ぼすことがあれば一歩引いてします、その姿がそれを追うものが知っていく内容ですがこんなこともあるのでしょうね。ぜひ読んでください。
巡査たちに敬礼を
2024/03/28 12:26
巡査たちに敬礼を
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
郊外にある警察署の内部を描いた6編の短編小説。今発生している事件から過去に問題となった事件、そしてその事件に係わった警察官の姿を丁寧に表現しているところが良かったですね。元警察官という視点、そして一市民として捉えた部分等が所々に散りばめられて理解しやすかったですね。松嶋さんの作品は好きですね。
2024/10/08 23:38
いろんな警官
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
立場も、階級も、性別も違う警察官の事件簿、というところでしょうか。それぞれ、個性的で、いかにもありそうな…。これは、作者がもともと、その職業だったからでしょうか。最後の署長官舎がなんとも言えなかったです。50年……