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海を覗く
著者 伊良刹那
海を見た人間が死を夢想するように、速水圭一は北条司に美を思い描いた。高校二年の春、同じクラスの北条の「美」の虜になった美術部の速水は、彼の肖像画を描き始めた。二人の仲は深まっていくが、夏休みのある出来事が速水の心を打ち砕き――少年の耽美と絶望を端正かつ流麗な文体で描き、選考会でも激論を呼んだ話題作。
海を覗く
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2024/10/08 19:46
売り出しは足りてるのかな
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投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
新潮新人賞。まだ17歳だと。
だいぶ観念的なところもある内容なので難解だし、文体も三島に寄せているのかなと思うが、映像にしたらモノトーン。半分も理解していないが、評論するわけではないのでこちらも観念的に捉えておけば良いと思って読んだ。
これをz世代の文学としてくくるのは間違っている気がする。同世代に売りたいからこの装丁なのかな。上を狙ったほうがと思ってしまうが。ここからどんな成長があるのか楽しみではある。