サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.2 18件

砂の女(新潮文庫)

著者 安部公房

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。(解説・ドナルド・キーン)

砂の女(新潮文庫)

税込 781 7pt

砂の女(新潮文庫)

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 2.9MB
Android EPUB 2.9MB
Win EPUB 2.9MB
Mac EPUB 2.9MB

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー18件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (12件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

砂の女 改版

2009/02/06 19:59

現代社会を鋭く描いたシュルレアリスム文学/戦後文学の金字塔『砂の女』

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鯖カレー - この投稿者のレビュー一覧を見る

昆虫採集が好きな男が、珍しいハンミョウを求めて電車に乗り、たどり着いた広大な砂丘。男はそこの変わった住人に、一人の女と一緒に砂の穴に閉じ込められてしまう。過酷な生活を徐々に体に馴らしながら生活を営むが、やがて男は何度も脱出を試みる。果たして、男は「砂」から逃れることが出来るのだろうか……
1962年に発表され後に海外でも多数翻訳されており、翌年には読売文学賞、68年にはフランスで最優秀外国文学賞を受賞しているこの安部公房の小説。
砂の流れる生き物のような奇妙な性質を持つ物質、そこにひきよせられるハンミョウ。
穴の中で社会の歯車として生きる女、それに反発し穴からの脱出を試みる男。
この小説には無駄な比喩など何一つなく、全てがこの現代社会を映す鏡となっており、様々なことに対し問いかけをしている。

穴の中という狭いながらも、現代社会を濃縮した空間で、必死に生きる二人の人間の姿を冷静に描きながら時代を鋭く読み取った、超現実的作品。
日本文学戦後派の金字塔。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

砂の女 改版

2009/09/08 02:50

若い日に読んだ「砂の女」を40年後に読み返してみて

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みどりのひかり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小学生のときに「魔法のパイプ」という物語がラジオで放送され夢中になって聞いた。面白かった。べらぼうに面白かったが、安部公房という作者はその名前の響きから、もう70過ぎのおじいさんだと勝手に思い込んでいた。もうすぐ死ぬだろうからこんな面白いのを書く人がいなくなると残念だなと思った。
 それが高校生のときに、国語の教科書の「赤い繭」で再会し、びっくりした。若いバリバリの作家だったのだ。以後、安部公房の作品を夢中になって読んだ。それだけ「赤い繭」に大きな衝撃を受けたのだった。

 そして「砂の女」も読んだ。当時どんな感想を持ったかは定かには覚えてないが、たぶんこの砂の中に閉じ込められた生活は現実にはない砂のすり鉢の底だけど、見ようによったら現実の我々の生きている世界そのものだと思ったと思う。
 
 そして40年後、今も多くの若い人たちがこの本を読んでいることに、はじめは何か意外な感じがしたのだが、それはむしろ当然のことだったのかも知れない。昭和30年代、40年代というのは共産主義、社会主義と結びつけて安部公房の本が読まれていた雰囲気があったように思う。(これは私の思い込みだったのかも知れないが。)ソビエト連邦が崩壊して18年、時代の雰囲気は変わってきたのだが安部公房の本は時代を超えて読まれている。時代を超えてひきつけるものがあるのだろう。

 今思うに、「砂の女」のテーマは遠く2000年以上の昔にインドでも考察されていたことだと思う。仏教経典にすでにこのテーマを扱っているものはあるのだ。もちろん砂の穴の中というわけではないが、人間の日常の生活をどう捉えるかということにおいて、このテーマはいつの時代も気になるテーマだったのだろう。
 これを踏まえてどう生きるかが次のテーマとして当然あがって来る。小説「不落樽号の旅」は、その次のテーマを扱っているのか、それとも根本的に日常生活の捉え方を「砂の女」とは別にしているのか定かでないが、砂の女とともに気になる作品だ。不落樽号旅

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

砂の女 改版

2004/09/21 00:08

欲望と砂漠

8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:脇博道 - この投稿者のレビュー一覧を見る

と書評タイトルを書いて、あれ?これではアントニオーニの映画の
タイトルが2つ並んだだけではないかと思いつつもほかに思い浮か
ばないので、とにかくこれでよしとして(勝手に決めるな!)この
不毛きわまりない小説を読んだ率直な感想を記述するとすればミニ
マルな不条理で充満しているというほかないのであるがさりとて笑
いを誘発するこれといった情景も特には見当たらないのであるが主
人公が砂のバンクを登っても登っても滑りおちてしまう事は突発的
な思い出し笑いを誘発する情景と考えればああこの小説はあまりの
救いのなさに全編笑いの連続と考えれば現代の不条理のアレゴリー
に満ちた小説などという紋切り型の解釈など一気にぶっ飛んでしま
うわけであるし仮にこの主人公(男性)と副主人公(女性)を置換
したとすればおそるべき犯罪小説に変化してしまうのではないかな
どという埒もあかない空想にふけったりするのもこの小説のあまり
にダルな雰囲気のせいにしてもそのような事を考える罪は勿論読者
たる私にあるのであって小説自体にはなんの責任もない事は自明の
事ではあるがしかしなんと巧妙に仕組まれたプロットであると今さ
らながら感じるのはこういうわけであるどういうわけかというとこ
のような事態におちいった場合主人公の行動パターンにはいささか
の意外性があるはずもなく大抵の人間が9割9分このような行動を
とるのではないかという慨然性に裏打ちされてはいるのだがむしろ
意外で不可解な行動をとるのは副主人公たる女性のほうであってこ
の小説にはフェミニズム的視点なぞ微塵も存在してはいないがアマ
ゾネス的視点は充満している感があり国内はもとより海外において
も日本文学研究の題材として多く使用されているという事実はもし
かしたら大谷崎の春琴抄と好一対の題材として存在してるのではな
いかという突拍子もない考えにも至るわけではあるがとにかく砂漠
のクレーターは人間にとって最もてごわい事物のひとつであるとい
う認識をいやというほど味あわせてくれる唯一無比の小説であるこ
とだけは微塵の疑いもない事実である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

実施中のおすすめキャンペーン

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。