- みんなの評価
3件
檜垣澤家の炎上(新潮文庫)
著者 永嶋恵美
横濱で知らぬ者なき富豪一族、檜垣澤家。当主の妾だった母を亡くし、高木かな子はこの家に引き取られる。商売の舵取りをする大奥様。互いに美を競い合う三姉妹。檜垣澤は女系が治めていた。そしてある夜、婿養子が不審な死を遂げる。政略結婚、軍との交渉、昏い秘密。陰謀渦巻く館でその才を開花させたかな子が辿り着いた真実とは――。小説の醍醐味、その全てが注ぎこまれた、傑作長篇ミステリ。(解説・千街晶之)
檜垣澤家の炎上(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2024/08/08 19:29
面白かった!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めるのがもったいないと思うくらい、面白かった!一筋縄ではいかない女同士の駆け引きに、ハラハラし通しでした。小説は綺麗に終わりますが、その後、どうなるのかも気になるくらいのめり込みました。
2025/01/27 12:25
見事
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫800ページ描き下ろし。
主人公の考え方がはっきりしてて、行動もそれに沿った形で、
読んでてとても気持ちが良かった。
最後の、更にその後も気になるけど、あえて書かなくてもいいかな。
2025/02/01 16:18
いい意味で裏切られました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミステリー好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
横溝作品のような本格推理小説だと想像して読み始めたのですが、いい意味で裏切られました。
まるで山崎豊子作品のような重厚な物語でした。明治の終わり頃から大正にかけての話。800頁近いボリュームで読み応えがありました。
最後の4行を読み終えた瞬間、気づかぬうちに目に涙を浮かべてました。