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灯台へ(新潮文庫)
著者 ヴァージニア・ウルフ , 鴻巣友季子/訳
「いいですとも。あした、晴れるようならね」スコットランドの小島の別荘で、哲学者ラムジー氏の妻は末息子に約束した。少年はあの夢の塔に行けると胸を躍らせる。そして十年の時が過ぎ、第一次大戦を経て一家は母と子二人を失い、再び別荘に集うのだった――。二日間のできごとを綴ることによって愛の力を描き出し、文学史を永遠に塗り替え、女性作家の地歩をも確立したイギリス文学の傑作。(解説・津村記久子)
灯台へ(新潮文庫)
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2025/01/14 08:04
イギリスモダニズム文学の傑作
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投稿者:キェルケゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
河出書房新社から出ていた池澤夏樹個人編集の世界文学全集から文庫化。
20世紀前半を代表する上流階級知識人作家のモダニズム小説。日常系の物語ということで、筋が不鮮明で読みづらい。
文庫化に際し最近のケアやフェミニズム研究に基づいた訳者の新解説を付けてほしかったが、別の小説家のエッセイが追加されているのみで少し物足りない。