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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 7件

完結

晏子

著者 宮城谷昌光

強国晋を中心に大小いくつもの国が乱立した古代中国春秋期。気儘な君公に奸佞驕慢な高官たちが群れ従う斉の政情下、ただ一人晏弱のみは廟中にあっては毅然として礼を実践し、戦下においては稀代の智謀を揮った。緊迫する国際関係、宿敵晋との激突、血ぬられた政変……。度重なる苦境に晏弱はどう対処するのか。斉の存亡の危機を救った晏子父子の波瀾の生涯を描く歴史巨編。

晏子(四)(新潮文庫)

税込 693 6pt

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.4

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

晏子 第1巻

2009/10/14 00:07

崔杼(さいちょ)は、其の君を弑(しい)す

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みどりのひかり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 崔杼弑其君 

[崔杼(さいちょ)は、其の君を弑(しい)す]というのが第4巻にでてくる。

 斉の君主「荘公」は、宰相「崔杼」の美貌の夫人を度々犯す。恨みを懐いた崔杼は主君荘公を殺す。崔杼にしてみれば罪ある君主を殺したのだからこの行為は反逆ではない。臣下の妻を「*」(ぬす)みに来た荘公は盗人と変わりがない。盗人を罰したのだからこれは誅伐なのだ。

 「弑す」と言う言葉は身分の低い者が高い者を殺すいうことで、反逆の意味が込められている。同じ殺すでも罪ある者を殺したときは「誅」か「:」(きょく)の字が使われる。

事件のあと、朝廷に掲示されている文字を、崔杼がとらえた。

  崔杼弑其君

 朱書きである。
 崔杼は其の君を弑す、とあざやかに告示されている。
 
 朝廷における告示は、斉の史記に記載され、その事件が非難されるべきであるときには、朱書きのまま歴史書に残ることになる。

 崔杼は、掲示を取り下げ書き直せと、歴史を記録する太史に命じる。しかし太史は従わずに殺される。

 跡を継いだ太史の弟も、その弟も殺され、次の弟も同じことを書いた。

 末弟も殺されたものと思った太史の補佐官は同じことを書いて朝廷にでかけた。

 この補佐官の場面は春秋左氏伝を見ると、一行くらいで、簡単に書いてあるだけである。それだけに一層迫力がある。

 歴史を記録する者も命がけなのだ。これを記録した春秋左氏伝を書いている人もまた歴史を記録する者である。ひるがえって、この小説、晏子を書いている宮城谷昌光も命がけで書いているということだ。


「*」には「鍮」の偏が女へんの文字が入る。この書評の中では使えない文字

「:」には「極」の偏が残の偏と同じ文字が入る。この書評に使えない文字。文字が使えないのは元を糺せばアメリカの横暴に行き着く!?」



***紹介したい本、詩***

浄土三部経と
こちらと
こちらと
こちら


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晏子 第1巻

2009/03/04 00:24

著者の魂をゆさぶった古代中国、斉の国の名宰相の見事な生き方を鮮やかに描いた名作

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:homamiya - この投稿者のレビュー一覧を見る

・・・・感動。
人が、こうも見事に生きられるものだろうか?
古代中国、斉の国の名宰相とうたわれた晏嬰の物語である。

あとがきに、
『歴史小説は感動を書くものだといわれる。
そうだとすれば、自分の魂をゆさぶった人物を書くべきであろう。
わたしにとって晏嬰はまさにそのひとりであった。』
と書いてあるが、著者の感じた魂のゆさぶりは、たしかにこの本を通じて受け取れる。
見事な生き方、そしてそれを見事に描写した、傑作、である。

古代中国、春秋時代。
大小さまざまな国が群雄割拠し、国同士の外交あり、戦あり、国の中でも大臣同士の殺し合いやクーデターもしばしば、という慌しい時代に、どんな権力にも暴力にも屈せず、正しくNOを言い続けた清廉な人物で、その芯のとおった清々しさは、すばらしく心地好い読後感を与える。

春秋左氏伝、晏子春秋、史記、といった史料が元になっているようだが、それらの書に、晏嬰の人生がこうも詳細に書いてあるワケではないだろう。その史料に向き合い、感じた感動をあらわせるような生き生きとしたエピソードをつくりあげ、書き上げたトコロがすごい。

名場面をあげればキリがないが、晏嬰が、「君主からもらった褒美を辞退する理由」もその一つ。

過大な欲は身を滅ぼす、という。
富には適切な幅があり、それをこえるとかえって不便・不幸になる。
利の幅を守っていれば災いにかからない、だから辞退する、と言う。

しかし、人の幅とは、境遇や身分で変わるもので、天から定められた絶対の幅を見極められるのは億人に一人だろう、と著者は書き、晏嬰はそれに当たっている、と書く。


前半は、晏嬰の父、晏弱の物語で、これもまた、面白い。
賢く、機知に富み、戦の天才。
この父親が、隣国を攻めて見事傘下に収める逸話、敵との頭脳戦あり、剣を交えた戦い以外の活躍もあり、スペクタクルで痛快。

晏弱は、奇抜な戦法をいったいどこから思いつくのか?という疑問に対して、晏弱の部下が語る。
同じ場所を攻めた前回、晏弱は将軍ではない立場だったが、もし自分が将軍だったらどう攻めるか?と考えていただろう、と。

『ある立場にいる人は、その立場でしかものをみたい。が、意識のなかで立場をかえてみると、おもいがけないものがみえる。それを憶えておき、いつか役立たせるということである。』

たくわえてきた記憶は、その機会がきたとき、時のたすけを得て、知恵にかわっている、その知恵が、晏弱には豊富にそなわっている、ということ。
ははあ、勉強に、なります。

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晏子 第1巻

2002/07/21 11:33

日本の歴史小説における最高傑作のひとつ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:晏嬰 - この投稿者のレビュー一覧を見る

晏子親子2代を描いた名作です。父晏弱は武人の歴史小説としてのおもしろさを、存分に味わせてくれます。木曾義仲が牛の角に松明をつけて平氏を破るお話は有名ですが、なんと晏弱は、その戦法を予感し、撃ち破ると言う軍記物。宮城谷氏の軍記物の中でも特におもしろい、戦術の妙がふんだんに味わえます。
ところが、息子晏嬰は、伝説の中の聖徳太子か、レ・ミゼラブルの司祭みたいな「正しき人」として感動を与えてくれる。政治家の中で生きる文人が、正しく生きる為の信念と努力。まさに超人でなければ、文人政治家として命をまっとう出来ない時代に夢を見させてくれる晏嬰。
そも正しき人を人間味豊かに描く宮城谷昌光氏は、池波正太郎氏無き今、日本で最も上手な文章を書く小説家ではないでしょうか。
1つの作品なのに、2種類の名作を読んで得したような気分です。

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