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小余綾俊輔の歴史講義シリーズ
著者 高田崇史
奈良・猿沢池の畔に鎮座する「采女神社」は池に背を向け、平素は固く門を閉ざしている。昔、入水した采女の霊を慰める祭では、門が開かれるというのだが……。そもそも、なぜ下級女官の鎮魂が連綿と続いているのか。春日大社から壬申の乱、皇位継承の闇、平城京の怨霊封じに続く謎。民俗学者、小余綾俊輔の推理が、隠された古代史を解き明かす。鍵を握る采女とは何者か。歴史真相ミステリー。(解説・北夏輝)
猿田彦の怨霊―小余綾俊輔の封印講義―
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采女の怨霊 小余綾俊輔の不在講義
2022/07/30 23:29
采女、壬申の乱の見識が深まる本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
QEDシリーズは謎の解が最終的には丁寧に解説してもらえますが
この小余綾シリーズは自分で考える場面が多くなりますので
謎解きが好きな人にはもってこいの本です
高田氏の数々の考察に出会って以降、
学校で習うような歌の意味とは別に
裏に必ずもう一つの意味があると思うようになり
先人たちの思いが千年二千年と時間を越えて
受け取れるようになった気がします
そんな先人たちのメッセージを受け取ってみたい方にもお薦めします