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知識経営のすすめ ――ナレッジマネジメントとその時代
日本企業は二度の石油ショック、ニクソン・ショック、円高などを克服し、強い競争力を作り上げてきた。日本企業に比較優位をもたらしたのは組織的知識構造をコアとする労働スタイルにあった。それは個別的な直感=暗黙知を形式知化して組織全体のものにし、製品やサービス、業務システムに具体化していく組織の運動能力をさす。いくつもの優良企業のケーススタディをもとに知識創造と知識資産活用の能力を軸として、大転換を迫られている日本的経営の未来を探る。
知識経営のすすめ ――ナレッジマネジメントとその時代
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知識経営のすすめ ナレッジマネジメントとその時代
2000/09/29 20:21
ナレッジマネジメントの本質は知の創造にある
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、ナレッジマネジメントが大流行している。その関連の本もたくさん出ている。しかし、それらのほとんどは、情報技術を活用して既存の知識の効率的な利用を説くものがほとんどである。本書はナレッジブームを生んだ『知識創造企業』の著者によるもので、ナレッジマネジメントは知識の活用ではなく、新しい知識の創造を目指して行われるべきであることを提言している。本書に出てくる知識資産や場という概念はビジネスの世界に身を置いているものとしても説得力があり、興味深い。ナレッジマネジメントをはじめて学ぶときには、この本から入るべし。
知識経営のすすめ ナレッジマネジメントとその時代
2003/04/16 21:37
知識経営のすすめ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:五十棲達彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「知識」が齎す経営的な意味について書かれている。情報が経営に必要な要素であることは誰しもが認めるところである。しかし情報と知識の違いが経営にとってどのように影響するのかは定義されてこなかった。本書はこの点も詳しい。また暗黙知と形式知について多くの紙面を割き、そのダイナミックスが今後は最も重要な経営資源となることを力説している。
野中郁次郎、竹内弘高共著の「知識創造企業」にも競争力としての知識がいかに大切な要素であるかが説かれている。本書は知識経営に関してさらに理論的に述べられていて読み応えがある。世界に通用する日本発の経営書である。
知識経営のすすめ ナレッジマネジメントとその時代
2000/10/26 00:21
2000/3/1
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日経情報ストラテジー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナレッジ・マネジメントで知られる野中郁次郎氏らによる本書は、ナレッジ・マネジメントとは単なるノウハウの共有ではなく、社内外の知を生かした「知識経営」を実践し、画期的な新商品を生むことにあると説く。
特に本書では欧米の先進事例を紹介しながら、知を活用して他社にはない新商品やサービスを創造している企業ほど、情報技術を駆使して経営を効率化していると指摘。知識経営こそが21世紀を制するグローバル企業の条件と見る。
ただし新しい知を創造するには、社員同士が対面でアイデアを交換し合う「場」が必要で、場を運営する指導力が欠かせないという。このため日本企業は、今まで無意識に備えていた対話の場を、戦略的かつグローバルに展開すべきと説く。長年、知識創造を追求してきた著者だけに論点は明確で、しかも知の創出につながる場の運営ノウハウにも触れており、ビジネスマンにも読みやすい。三田
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