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「ココロ」の経済学 ──行動経済学から読み解く人間のふしぎ
著者 依田高典
人間は矛盾に満ちています。ときには理性的に、利己的にふるまう一方で、ときには感情的に、利他的にもふるまいます。なぜ賢いはずの人間が、愚にもつかない失敗をするのでしょうか? そのメカニズムを知るために必要なのは、自明視されてきた人間の合理性を疑い、気分や空気に流されがちなココロの声に耳を傾けることです。本書は、ココロの深奥に迫ろうとする経済学の新しい潮流を一望し、心理学、脳科学などの知見を援用しながら、謎に満ちた人間の不思議を解明します。
「ココロ」の経済学 ──行動経済学から読み解く人間のふしぎ
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「ココロ」の経済学 行動経済学から読み解く人間のふしぎ
2017/12/10 10:02
人間の行動を解き明かす画期的な書です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、近年注目されている行動経済学の視点から人間の行動や心を読み解こうとした画期的な書です。同書は言います。人間は、本来理知的であるにも関わらず、その時々で感情的に行動したり、利他的な振る舞いをしてしまいます。この原因を知るには、気分や空気に流されがちな「ココロ」について考えることが必要になってきます。人間の不思議な行動を再考察するために、心の問題を取り上げた画期的な書と言えるでしょう。
「ココロ」の経済学 行動経済学から読み解く人間のふしぎ
2020/02/24 23:18
将来、主流派経済学が書き換わるかも
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:積ん読太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
やさしそうなタイトルとは裏腹に、
内容は私には難しかったです。
また行動経済学の範囲の広さを感じました。
1、2章は何とか理解できました。
ビジネス書で扱う行動経済学の範囲は、恐らくここまででしょう。
3章は、これまで経済学が「ココロ」をどのように扱ってきたのか
その歴史を記してます。
4章以降、難しかったです。
7章で、「行動経済学」「実験経済学」「ビッグデータ経済学」が
エビデンス経済学の3本柱として紹介されてます。
これら3本柱の経済学の成果が、
主流派経済学を書き換えるかもしれないと思うと、
ちょっと不思議な感じがします。
もし書き換わるなら、例えば、公務員試験の経済学の出題内容も
変わるのでしょうね。