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「月給100円サラリーマン」の時代 ──戦前日本の〈普通〉の生活
著者 岩瀬彰
戦前社会が「ただまっ暗だったというのは間違いでなければうそである」(山本夏彦)。戦争が間近に迫っていても、庶民はその日その日をやりくりして生活する。サラリーマンの月給、家賃の相場、学歴と出世の関係、さらには女性の服装と社会的ステータスの関係まで──。豊富な資料と具体的なイメージを通して、戦前日本の「普通の人」の生活感覚を明らかにする。
「月給100円サラリーマン」の時代 ──戦前日本の〈普通〉の生活
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紙の本「月給100円サラリーマン」の時代 戦前日本の〈普通〉の生活
2020/02/20 16:23
戦前日本の〈普通〉の生活がわかる本
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投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦前の小説や随筆を読んでると、当時のモノの値段や学歴(帝大卒や甲種商業学校卒など)が分からず途中で挫折してしまう事が多いのではないか。
本書は、戦前の日本にあった出来事(満洲事変や二・二六事件)などではなく、一般人の日常生活などを丹念に史料から調べて取り上げて書いている。読了後は、戦前の日本人はカタチは違えど現代の日本人とはあまり変わらないなぁ・・・とつくづく思った。