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3件
妊娠小説
著者 斎藤美奈子
『舞姫』から『風の歌を聴け』まで、望まない妊娠を扱った一大小説ジャンルが存在している──意表をついたネーミングと分析で、一大センセーションを巻き起こした処女評論。待望の文庫化。
妊娠小説
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2022/10/03 20:14
異性のことをさらに理解が深まる内容
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミント - この投稿者のレビュー一覧を見る
数々のスリリングな展開の解説が、今読むとめちゃくちゃ学びが多い。男女関係において異性のことをもっと理解したいと常日頃から悩まれている方には良い本。
妊娠小説
2002/07/10 08:10
使える本
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおい - この投稿者のレビュー一覧を見る
着眼点の面白さだけでほとんど一冊を走り抜けてしまった、批評的文芸エセーの佳編。非常に愛らしいといえば、それはフェミニズム的に糾弾されてしまうのだろうなあ。いま構想中の「妊娠」が冒頭から登場する恋愛小説の参考のため再読。フェミニズム批評はおかしなことにマッチョな作品が多いが、本書もその例に漏れず「使える/使えない」にやけにこだわっていて面白い。もちろん小説の参考として「使える」本であることはいうまでもない。
もっとも著者の最近の活動は停滞気味であって、「文章読本さん江」とか「文壇アイドル論」などは、もう少し工夫が必要なのではないかと思うし、なにより、「新しい<読み>の地平」を提出するように向けて単なる「おじさん」たちのルサンチマンに訴える商売っ気が透けて見えてどうにもまどろっこしい。そういうアホーな読者は無視してしまっていいのではないだろうか。
2021/01/28 00:13
切り口がおもしろい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代日本の「妊娠」をめぐる物語を小説を題材にまとめた本。とてもおもしろいし、全く知らなかった事実も多くて楽しめました。