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現代語訳 雑兵物語
著者 かもよしひさ
武器運び、馬の世話、土木作業、衣類・食糧運び、戦が始まれば最前線で敵と向き合い、集団で槍、鉄砲を扱う。そんな戦場の現場人の役割ごとの声を収録し、多くの武士が戦場心得の参考とした『雑兵物語』。江戸前期に成立し後期の1846年に刊行され一般にも流布した古典を、わかりやすい現代語訳とリアルな挿画で送る。現在の最前線ではたらく人々も切実に読める一冊。
現代語訳 雑兵物語
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2021/07/01 10:13
構成に反発
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史小説を読んでいるとネタ本としてよく取り上げられている本なので読んでみた。
跋文が本文の前にあるという変わった構成の本である。
作者の思いや主張が強く前面に出ている文章なので、本文の前にこの文章を読ませるという構成は、読者に先入観をもたせて本文を読ませるということになる。私はこの構成に反発を感じた。
実際に戦乱の時代が終わってしばらく経ってから書かれた本なので、信頼性がいまいちという説を聞いたことがある。(陣笠鍋)
なお跋文に校正漏れと思われる箇所が二箇所あった。
新兵→親兵 敵兵→徴兵?

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