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6件
聞く技術 聞いてもらう技術
著者 東畑開人
「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること――。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。
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聞く技術聞いてもらう技術
2022/11/03 19:20
話を聞くプロだけが知ってる、よくぞ言ってくれたと唸らせた内容
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミント - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中に聞き方の本はたくさんあるが、そのどれもがいざという時には
使えないスキルばかり。そして、聞いてもらう技術が書いてる本はなかなか見当たらない。実は、聞く技術と聞いてもらう技術の両方がないと話は聞けない。これは話を聞くプロだけが知ってる内容で、よくぞ言ってくれたと唸らせた内容。
聞く技術聞いてもらう技術
2022/11/12 09:15
聞かずに語った言葉は聞かれない。
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
「聞く」は語られていることを言葉通りに受け止めることである。そして「聞く」は「聞いてもらう」に支えられている。「聞いてもらう」は「聞く」を前提に動き出す。二つのことは堂々巡りであり、どちらから始めてもよいので、まずは、自分のやりやすい方から行うことになる。それが難しい時は、心がいじめる敵に囲まれているときだから、日常の中で赤の他人を軽い友人に変えて、聞いてもらうことを時間をかけて行うのが良いようだ。対話が大事、と至る所で語られる社会とは、対話が難しくなった社会に外ならない。
聞く技術聞いてもらう技術
2023/10/26 14:58
誰との関わりにも生かせる意識
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“聞く”と“聴く”の定義が、自分の認識とは少し違っていた。日本語って難しい。
・話す側は「言葉通りに受け止めてほしい」「真に受けてほしい」と思っているのに、聞く方は真意を読み取ろうとして目の前にある言葉を無視してしまう
・奥底にある気持ちを知ってほしいのではなく、ちゃんと言葉にしているのだから、とりあえずそれだけでも受け取ってほしいと願っている
という部分に納得。
聞こうとすればするほど無意識に言葉を無視して、アドバイスになってしまう人は多いかも。
話す方は、そういう経験をすると自分の気持ちをどんどん話せなくなってしまう。
相手のことも自分のことも、ありのままを素直に受け止めることが大切であり、また難しくもあるなと感じた。