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中世哲学入門 ――存在の海をめぐる思想史
著者 山内志朗
未踏の大地だった中世哲学は、20世紀に入ると忘却の淵から蘇った。歴史的な関心よりも、現代における問題に直結する哲学として光が当てられ、中世論理学が言語哲学への枠組みを提供するなど、非合理でも素朴でもなく、煩瑣で無内容でもない中世哲学の姿が示されるようになってきた。中世哲学への入り口を示し、基本用語への解説を加えつつ存在の問題からアヴィセンナの存在論、存在の一義性、個体化論、普遍論争へと、存在の海をめぐる思想史を丁寧に案内する決定版入門書。
中世哲学入門 ――存在の海をめぐる思想史
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2025/05/01 22:32
わかりやすい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世哲学について、わかりやすく解説されていて、よかったです。現代に関わる問題として、興味深かったです。
中世哲学入門 存在の海をめぐる思想史
2023/07/19 16:18
蔑称
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代とルネサンスの間の空虚な時代(日本の奈良から室町の時代)と呼ばれる中世の哲学を、実在論と唯名論、ギリシャ哲学とキリスト教神学、志向と普遍、一義性と個体化論などで紹介しているが、結局入門できなかったようだ。