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二十一世紀の資本主義論
著者 岩井克人
グローバル市場経済にとっての真の危機とは、金融危機や恐慌ではない。基軸通貨ドルの価値が暴落してしまうグローバルなハイパー・インフレーションである。しかし、自由を知ってしまった人類は好むと好まざるとにかかわらず、資本主義の中で生きていかざるをえない。21世紀の資本主義の中で、何が可能であり、何をなすべきかを考察し、法人制度や市民社会のあり方までを問う先鋭的論考。
二十一世紀の資本主義論
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紙の本二十一世紀の資本主義論
2020/04/14 10:32
21世紀の経済体制の中で生きる私たちが危機を回避するためにできることとは何か?を考察した論考集です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、21世紀のグローバル市場経済にとって最大の危機とは、基軸通貨ドルの価値が暴落するハイパー・インフレであるとし、そうした経済体制の中で生きる私たちにとって、それを防ぐために何が可能であり、何をなすべきかを考察した画期的な論考集です。同書には、「二十一世紀へむけて」と題された章では、「二十一世紀の資本主義論―グローバル市場経済の危機」、「インターネット資本主義と電子貨幣」が、「短いエッセイ」と題された章では、「売買と買売」、「商業には名前がなかった」が、「長いエッセイ」と題れた章では、「西鶴の大晦日」、「美しきヘレネーの話」が、「経済学をめぐって」と題された章では、「マクロ経済学とは何か」、「ケインズとシュムペーター」 が、そして「時代とともに」と題された章では、「資本主義<理念>の敗北」、「歴史の終焉と歴史の現実」などの論考が収録され、読み応え十分の、21世紀を考えさせられる論考ばかりです。