- みんなの評価
7件
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著者 恩田陸
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家・萬(よろず)春(はる)。少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。一人の天才をめぐる傑作長編小説。 【電子書籍版には紙書籍版に収録されている「パラパラ漫画」と書き下ろし番外編二次元コードは付きません】
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2024/05/19 14:36
天才
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
バレエの天才。
バレエなんて見たこともないし、文章読んでも映像のイメージはわかないんだけど、
それでもおもしろい。
いろんなことを調べて書いたんだろうなあと。
2025/05/09 19:47
戦慄せしめよ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天才バレエダンサーの成長ぶりを描く。
自然を体現するダンサーとなり、友の隠れた面を引き出す振付師となります。
いやーなかなか面白かった、美しかった。一筋縄ではいかなかった。
最後、死んでしまうんじゃないかと心配しちゃった。
それくらい命を削って芸術を作り上げる姿が伝わってくる。まじ死んでしまうんじゃないかと・・・恩田先生のことだから。
紅天女の下りが興味深かった。なるほど!って。
2024/09/20 21:25
劇中の舞台を見たい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:花茶書肆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編には、主人公HALが振り付けた多くの作品が出てくる。
作者は頭の中で全部作ったのかと思うと、気が遠くなっていく。
どのひとつをとっても、舞台上でどのように展開していくのか、目にうかぶ。
だからこそ余計に、音楽とともにそのバレエを見たい。
人物としては、HALとともに脳ミソがカッ飛んでいる七瀬が好きだ。
二人とも日本社会では生きにくそうなので、生きにくさを感じている人は読んでみるといいのでは。
HALや七瀬とともにカッ飛ぶ快感に浸ろう。
2024年9月末まで、初版本ならオマケつき。