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4件
中世史講義
いま、中世史に新たな光が当てられている。東アジアのなかで日本列島を捉えなおす視点の導入や、文献史料以外の多様な史料も視野に入れた研究の進展などがその一例である。戦国期以外の中世への一般の関心も高まっている。そこで、最新の調査・研究の成果や動向を一般読者にわかりやすく伝えるべく、先端研究者の知見を結集。時代の推移に沿った構成をとりつつも、平板な歴史叙述ではなく、政治・経済・外交・社会・文化など15の重要ポイントを押さえる形で中世史を俯瞰する。
中世史講義【戦乱篇】
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2025/03/08 18:10
歴史を俯瞰して見る
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
保元・平治の乱から文禄・慶長の役まで時代の画期となった14の戦乱・戦争を取り上げ、中世史の流れを解説。20ページ程度でコンパクトにまとめられ、掘り下げたい人のための参考文献も紹介され、期待以上の好著でした。歴史好きはもとより、中高生に薦めたい本です。石山合戦が足かけ11年にもわたり信長を悩ました戦さで、長篠の戦いは石山合戦の副次的な戦さであったり、文禄・慶長の役は、その軍事力がスペインに衝撃を与え、植民地化を防いだとのこと。歴史を俯瞰して見る重要性が分かりました。
中世史講義 院政期から戦国時代まで
2019/08/11 23:09
とっつき辛かった中世史
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投稿者:扇町みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代、日本史の授業で、古代や平安時代くらいまではそこそこ出来ていたのに、武士の世になってから急に成績が落ちてしまい苦い思い出となっていました。
そんな苦手意識が少し薄らぎました。
中世史講義 戦乱篇
2022/09/28 13:58
現代と地続きのものとして
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
保元・平治の乱から文禄・慶長の役まで14の戦乱が論じられている。「歴史好き」からは血沸き肉躍る「面白い」とされるこの戦乱の時代だが、「慶長の役は「朝鮮侵略」を主眼にした戦争」であることを考えると、この血塗られた時代を現代と地続きのものとして考える必要がある。