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3件
疫病と世界史
著者 ウィリアム・H・マクニール 著 , 佐々木昭夫 訳
アステカ帝国を一夜にして消滅させた天然痘など、突発的な疫病の流行は、歴史の流れを急変させ、文明の興亡に重大な影響を与えてきた。紀元前五〇〇年から紀元一二〇〇年まで、人類の歴史を大きく動かした感染症の流行を見る。従来の歴史家が顧みなかった流行病に焦点をあてて世界の歴史を描き出した名著。(全二巻)
疫病と世界史(下)
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疫病と世界史 上
2020/07/17 10:17
感染症が大きく歴史を動かした!カナダの歴史家マクニール氏の傑作です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、カナダ出身の歴史家ウィリアム・ハーディー・マクニール氏の傑作です。同氏の研究テーマは「西洋の台頭」で、さまざまな旧世界の文明の互いの影響、とりわけ1500年代以降に西洋文明が他の文明にもたらした劇的な影響という観点から世界史を探索した人物です。 同書では、アステカ帝国を一夜にして消滅させた天然痘など、突発的な疫病の流行は歴史の流れを急変させ、文明の興亡に重大な影響を与えてきたと説きます。紀元前500年から紀元1200年まで人類の歴史を大きく動かした感染症の流行を詳細に見た同書は、従来の歴史家が顧みなかった流行病に焦点をあてて世界の歴史を描き出した名著です。同書は2巻構成になっており、第1巻目は、「第1章 狩猟者としての人類」、「第2章 歴史時代へ」、「第3章 ユーラシア大陸における疾病常生地としての各文明圏の間の交流」となっています。
疫病と世界史 下
2020/07/17 10:23
ヨーロッパを死の恐怖に陥れたペストやコレラの大流行など歴史の裏に潜む疫病に焦点を当てた歴史書です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、カナダの歴史家ウィリアム・ハーディー・マクニール氏による傑作です。同氏は歴史理論に大きな影響をもたらし、オズワルド・シュペングラー氏の観点とは対照的に文化の融合を強調した歴史家として有名です。中公文庫からは同書は2巻シリーズで刊行されており、同書はその下巻です。上巻に引き続き、同書では、かつてヨーロッパを死の恐怖にさらしたペストやコレラの大流行など、歴史の裏に潜んでいた「疫病」に焦点を当てながら、独自の史観で現代までの歴史を見直す内容となっています。内容構成は、「第4章 モンゴル帝国勃興の影響による疾病バランスの激変」、「第5章 大洋を越えての疾病交換」、「第6章 紀元1700年以降の医学と医療組織がもたらした生態的影響」、「付録 中国における疫病」となっています。
疫病と世界史 上
2014/01/26 17:28
面白い!
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひゅい - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半の歴史以前の記述は、自分にとっては、読みにくかったが、後半から面白くなってきた。