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高橋是清自伝
生まれて四日にして仙台藩士の家に里子に出され、十四歳にして海外を放浪。帰国後、大蔵省に出仕するも失職と復職を繰り返し、やがて宮仕えに飽きたらず、銅山経営のため南米ペルーに渡るが……。日本財政の守護神と称えられた明治人の、破天荒な生き様と足跡が語られる。
高橋是清自伝(下)
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高橋是清自伝 改版 下
2020/07/18 09:53
内閣総理大臣にまで登り詰めた「だるまさん」の愛称で親しまれた高橋是清氏の自伝(後半の下巻)です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、仙台藩士から明治の政治家となり、日銀総裁、大蔵大臣を経て、我が国の内閣総理大臣にまで登り詰めた高橋是清氏の自伝です。中公文庫からは上下2巻シリーズで刊行されており、同下巻では、ペルーの銅山経営失敗で失意のうちに帰国してから以降の同氏の人生が描かれています。同書の内容構成は、上巻に引き続き、「11 実業界への転身とその修業時代」、「12 日清戦争の頃―日銀馬関支店長時代」、「13 正金銀行支配人時代」、「14 正金副頭取から日銀副総裁へ」、「15 日露戦争の勃発」、「16 外債募集に使して」、「17 第五回外債成立までの経路と対英米独仏財界の回願」、「附録 高橋翁の実家および養家の略記」となっています。明治期の破天荒な同氏の生き様が伺えます!
高橋是清自伝 改版 上
2020/07/18 09:46
明治人の破天荒な生き方を綴った、我が国の首相にまで登り詰めた高橋是清氏の自伝です!
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、幕末の武士(仙台藩士)であり、立憲政友会第4代総裁、第20代内閣総理大臣を務めたこともあるが、総理大臣としてよりも大蔵大臣としての評価の方が非常に高い、愛称は「ダルマさん」で親しまれた高橋是清氏の自伝です。同書では、日本財政の守護神と称えられた明治人の破天荒な生き様と足跡が語られています。江戸・芝露月町の幕府御用絵師の家に生まれてから、明治6年(1873)文部省に出仕し、その後、ペルーに渡り鉱山経営に携わるも失敗し、帰国後、日本銀行に入り、日露戦争時は副総裁として英米にて戦時公債の募集に尽力するが、岡田啓介内閣で蔵相の在任中、二・二六事件に倒れるまでが記されています。中公文庫では上下2巻シリーズで刊行されており、同巻上巻は、「1 私の生い立ち時代」、「2 海外流浪時代」、「3 帰朝と青年教師時代」、「4 放蕩時代」、「5 大蔵省出仕‐失職‐文部省‐校長‐浪人」、「6 養牧業‐翻訳稼ぎ‐相場」、「7 再び官途へ―専売特許所長」、「8 欧米視察の旅―米・英・仏・独」、「9 旋風時代の国情」、「10 ペルー銀山の失敗とその後の落魄時代」となっています。