ねむれ巴里
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紙の本ねむれ巴里 改版
2020/08/05 10:30
大正から昭和にかけて活躍された鋭い自己批判で、反骨の詩人と呼ばれた金子光春氏の自伝です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、大正から昭和にかけて活躍され、『落下傘』、『こがね蟲』、『鮫』、『蛾』、『IL』、『女たちへのエレジー』 、『若葉のうた』などの詩集を著された金子光春氏の自伝です。同氏は、一般的に鋭い自己と現実批判、抵抗、反骨の詩人として知られた人物です。同書では、その金子氏が深い傷心を抱きつつ、夫人三千代氏と日本を脱出し、ヨーロッパをあてどなく流浪し、虚飾と偽善、窮乏と愛欲に明けくれるはなやかな人界の底にいつ果てるともなく続く日々が綴られています。同書の構成は、「瘴癘蛮雨」、「四人の留学生」、「冬の森」、「泥手・泥足」、「処女の夢」、「22番・ダゲールまで」、「うしろに眼のない譚」、「あぶれ者ふたり」、「伯爵夫人モニチ」、「枯葉」、「ふたつのふるさと」、「リオンの宿」、「ねむれ巴里」、「巴里人といういなか者」、「巴里・春秋」、「硝子のステッキ」となっており、金子氏の人生が綴られます。