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5件
煌夜祭
著者 多崎礼 (著)
生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り明かすため、年に一度、冬至の晩に開かれる煌夜祭(こうやさい)。今年もまた、〈語り部〉が語り始める。人を喰らう恐ろしくも美しい魔物の物語を。夜が更けるにつれ、物語は秘められた闇へ……。第2回C★NOVELS大賞受賞作に書き下ろし短篇「遍歴(ピルグリム)」を収録。
煌夜祭
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煌夜祭
2020/07/21 08:57
多崎礼氏の中央公論新社主催の第2回C・NOVELS大賞を受賞された傑作です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『夢の上』シリーズ、『八百万の神に問う』シリーズなどの代表作がある多崎礼氏の作品です。同書『煌夜祭』は中央公論新社主催の第2回C・NOVELS大賞を受賞された傑作でもあります。内容は、生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島が舞台のストーリーです。「語り部」たちが島々を巡り集めた物語を語り明かすため、年に一度、冬至の晩に開かれる煌夜祭という催事があります。今年もまた、「語り部」が人を喰らう恐ろしくも美しい魔物の物語を語り始めます。夜が更けるにつれ、物語は秘められた闇へと進んでいきます。一体、この催事の最後はどうなるのでしょうか!
煌夜祭
2016/03/17 16:21
面白い。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MM羊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
連作短編風のこの一冊。
作者のデビュー作らしいのだが恐ろしいくらいの完成度でした。
物語の為の物語り。
もっと早く文庫化してもよかったのでは?
読んだ後、誰かにオススメしたくなる一冊です。
2015/09/30 22:00
美しくて残酷
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
いうならば短編集。
2人の語り手が1つずつ話をしていく物語。
私は1番最初の話が好きだった。
ありきたりだけど、クライマックスでの台詞を言った語り部の表情を想像すると、どうしても涙が出てくる。
美しくて残酷。
その言葉が似合うストーリーが並んでいる。