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伊藤博文 知の政治家

著者 著:瀧井一博

幕末維新期、若くして英国に留学、西洋文明の洗礼を受けた伊藤博文。明治維新後は、憲法を制定し、議会を開設、初代総理大臣として近代日本の骨格を創り上げた。だがその評価は、哲学なき政略家、思想なき現実主義者、また韓国併合の推進者とされ、極めて低い。しかし事実は違う。本書は、「文明」「立憲国家」「国民政治」の三つの視角から、丹念に生涯を辿り、伊藤の隠された思想・国家構想を明らかにする。

伊藤博文 知の政治家

税込 1,034 9pt

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.5

評価内訳

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伊藤博文 知の政治家

2010/12/30 19:07

知をもって尊しとす

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kc1027 - この投稿者のレビュー一覧を見る

調べてみると伊藤博文が千円札の肖像から消えたのは1984年11月だった。
バブル絶頂期へと向かう日本において、聖徳太子と共にお札の肖像から
政治家が消えたのが1984という年だった訳だがそこから遡る事100年前の
日本では伊藤博文が中心となって憲法調査が行われており、現代の底流を
なすこの国の形が練り上げられようとしているところだった。

伊藤博文を「知の政治家」「福沢諭吉と並び立つ近代思想家」として
捉え直す本書では、氏の政治姿勢を民本・法治・漸進主義と要約している。
少しずつ少しずつ、法に基づいた政治に国民を参加させていくこと、
それが伊藤博文が生涯を賭して成し遂げようとしたことだ。それは
日本だけに留まらず、初代統監として韓国においても同じことを
なそうとし、若くして西洋文明の力を思い知り魅了された辺境の民の夢を
広く東アジア全域において実現しようとしたその生涯は、
ひとつの満たされた時代の物語のように見える。

伊藤の生涯が魅力的に見える大きなポイントは「漸進主義」という姿勢に
思える。その萌芽は伊藤博文30歳のとき。前年に貨幣調査のため
アメリカに渡った伊藤は、帰国した翌年新貨条例を建議し、日本初の
貨幣法を創り上げる。なんと廃藩置県よりも先のことだ。急進的革新
官僚のようだった伊藤を変えたのは世に名高い岩倉遣欧使節団参加に
よる長期にわたる欧米の視察。そこで欧米との文明の差を思い知って
から、日本に文明というものを根付かせる長くかつ具体的な旅路が
始まる。国家の形を作るには、長い時間が必要なのだ。

伊藤は政変などで行き詰るたびに海外に出向き、新しい知見を得て
また粘り強く物事を前へ進めようとしていた。妥協の連続の国際政治に
おいて、民本・法治・漸進主義を貫いて、明治という国家を列強の
最終枠に押し込ませるところまで持ち上げてみせた。日本という国体を
世界の舞台に羽ばたかせた大功労者としての伊藤博文は、日和見で
あったり女好きであったり、何かとストレートな評価というものが
得られにくい人物であったわけだが、己の知性ひとつで成し遂げたことは
日本史上でも類を見ないほどに大きい。和をもって尊しとす、と述べたと
されるのは聖徳太子だが、知をもって尊しとする気風を創った伊藤は
近代を突き抜けた現代日本が再評価すべき大人物であると思う。

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伊藤博文 知の政治家

2016/12/19 08:01

やはり明治国家の創立者である。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る

明治維新の三傑を引き継いで明治国家を創り上げた世代の傑出した業績の方でありながら、本格的業績の評伝は記憶になかった。どうしてもこの時代ものでは司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」で事足りて軍事・外政中心でしかイメージを持てないでいたが、本書で伊藤博文が内閣制度と皇室制度を画する皇室典範と憲法の作成を行いその具現へと進む、議会の開設と自ら政党を組織して政党内閣の組閣、枢密院議長さらには朝鮮総督までと、当時の国家運営の在り方を方向づけるトップリーダーの役割を実際に遂行して果たし続けたことがわかる。全てが思い通りではなくても、弛まず努力を傾注するあくなき姿、これほど広く最重要な課題に答えを持って時宜を見計う漸進の道のりでは民意への働きかけもおこなう、その構想を実現する力量の傑出ぶりは目を見張る。もっている理念のスケールは国の在り方をというレベルであり続けているのである。

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伊藤博文 知の政治家

2010/06/15 07:53

正攻法の人物評。

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 初代内閣総理大臣、初代韓国統監、安重根による暗殺と、伊藤博文は近代史の中で特筆されるべき人物と思うが、さりとて評価については高くない。その伊藤博文の政治家としての生涯を追いながら、本書は伊藤博文の功績を改めて確認しようという内容になっている。資料調査と読み込みに相当な年月をかけた内容となっているが、それだけに新書という形でありながら読みこなすのは大変だった。
 伊藤博文は政治家というより、日本という新国家を形成するプロジェクトリーダーだったのではと考える。薩長政府と揶揄される長州閥の一人として時流に乗り、目標を掲げ、多数のブレーンを縦横無尽に使いこなしていった人物だったと思う。かつての政敵であっても、プロジェクト遂行のためには何事もなかったように自身の陣営に引き込むことができるのは、まさに、プロジェクトリーダーである。
 この一冊だけを正面から読み解いていけば、再評価としての伊藤博文に適している。しかしながら、大日本帝国憲法の草案にしても、すでに日本全国の自由民権団体から憲法草案が元老院に提出されており、根本的な流れをイギリスにするかドイツにするか、日本の風土に適した内容にすれば済むことになる。憲法行脚で日本全国を遊説しているが、自由民権運動に対抗する措置とすれば、さほど、国権対民権となり、意味をなさないのではと思った。
 また、日本の石炭と清国の鉄とを相互に輸出するという考えや、八幡製鉄所建設も、伊藤博文の政策ブレーンであった杉山茂丸が金子堅太郎を通じて献策したものであり、果たして伊藤博文個人の実績にカウントしてよいものか疑問が起きる。その杉山茂丸はかつて伊藤博文の命を狙うテロリストであったが、局面において伊藤博文に自決を迫り、ハルビンでの遭難事件では黒幕の一人とも称されていた。
 そういう、伊藤博文の裏面や側面に絡んだ人々の動きを知って本書を読むと、あまりに優等生の論文として仕上がっているので、面白みに欠けるものだった。政権を維持するために駆け引きをしたり、身を引いてみたり、足を引っ張ったりというのが政治家だが、あまりにクリーンな事績に伊藤博文の人間像が見えなくなってしまっている。大隈重信との軋轢を織り交ぜながら論述する方が、あの明治時代の政治家としての姿が見えたのではないかと思った。

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