- みんなの評価
2件
移民と日本社会 データで読み解く実態と将来像
著者 永吉希久子 著
少子高齢化による労働力不足や排外主義の台頭もあり、移民は日本の大きな課題となっている。本書は、感情論を排し、統計を用いた計量分析で移民を論じる。たとえば「日本に住む外国人の増加により犯罪が増える」と考える人は6割を超えるが、データはその印象を覆す。こうした実証的な観点から、経済、労働、社会保障、そして統合のあり方までを展望。移民受け入れのあり方を通して、日本社会の特質と今後を浮き彫りにする。
移民と日本社会 データで読み解く実態と将来像
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
2024/06/12 22:16
わかりやすい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
移民問題について、わかりやすく解説されていてよかったです。日本社会の将来像を思い浮かべながら、考えたいです。
移民と日本社会 データで読み解く実態と将来像
2020/02/22 13:14
日本は単一民族国家?
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界的には人口増加が問題であるが、日本などの先進国では少子高齢化が問題となっている。高齢化による福祉の負担と少子化による労働力確保の問題である。その解決策の一つは、海外から労働力を入れることである。どうも、日本は単一民族国家でそれを維持していこう、さらには異民族排除の傾向がある。しかし、労働力は確保したい。それが外国人労働者の人権問題や移民への拒否反応につながっているのだろう。そもそも完全な単一民族国家など言うのはあり得ないし、これから多民族国家と言わないまでも多民族と共存する国家を目指さないと、日本の経済的未来もないように思われる。本書は、そのようなことを指摘しているのだろう。