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四季のうた
著者 長谷川櫂 著
自分がこの世界に人間として誕生していることを知らない赤ん坊も、歌声に合わせて全身が動き出す。リズムをとる赤ん坊を中心にして宇宙全体が微笑んでいる。やはり、こうでなくっちゃいけないのだ。詩歌も、言葉も、人間も――。読売新聞に連載されたコラム「四季」の二〇一三年四月から一年分を収録。
四季のうた 微笑む宇宙
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紙の本四季のうた 天女の雪蹴り
2021/04/03 10:31
当代きっての俳人・長谷川櫂氏による1年分の四季のコラムが収録された傑作です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、俳人であり、朝日俳壇選者でもあり、『虚空』、『柏餅』、『吉野』、『沖縄』といった句集を発表されている長谷川櫂氏の作品です。同書の中で、筆者は「声が通る」とは、作者の声が字面の向こうから聞こえることであると言い切っておられます。そして、俳句や短歌を読むとき、文字のかなたから聞こえてくるひとすじの声に耳を澄ましてほしいとも言われています。当代きっての俳人の解説を導きとして分け入る、詩歌の豊饒な宇宙を楽しめる一冊です。読売新聞に連載されたコラム「四季」の2014年4月から1年分が収録されています。
紙の本四季のうた 微笑む宇宙
2020/09/08 10:10
俳人・長谷川櫂氏による四季の素晴らしさを詠んだ句集です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『新年』、『富士』、『鶯』、『震災歌集』、『唐津』、『柏餅』、『吉野』などの句集で知られる俳人・長谷川櫂氏の作品です。同書の中で著者は、「自分がこの世界に人間として誕生していることを知らない赤ん坊も、歌声に合わせて全身が動き出す」、そして、「リズムをとる赤ん坊を中心にして宇宙全体が微笑んでいる」、「やはり、こうでなくっちゃいけないのだ」と述べられているように、詩歌も、言葉も、人間も一つであるということを説いた句集です。実は、同書に収められた作品は、読売新聞に連載されたコラム「四季」の2013年4月から一年間に掲載されたものです。ぜひ、再度、素晴らしい四季の句を味わってみてください。
2020/09/06 11:55
俳人・長谷川櫂氏による「普段着」のような心安らぐ作品を収録した一冊です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『虚空』(読売文学賞)をはじめ、『柏餅』、『吉野』、『沖縄』、『九月』といった句集のほか、『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞)、『古池に蛙は飛びこんだか』、『芭蕉の風雅』、『俳句の誕生』といった俳論など、数多くの著作を発表されている俳人の長谷川櫂氏の作品です。同書の中で著者は、「普段着とは着る人もまわりの人々も寛ぐ、そんな服のことである」と言います。そして、「詩歌は人々の心が和み、寛ぐものでありたい。心が寛げば、自分や相手の心の動きが手にとるようにわかる。名句、名歌として人の心に記憶される詩歌はこの普段着の心でできている」と続けれます。同書は、読売新聞に連載されたコラム「四季」の2017年4月から一年分を収録した興味深い一冊となっています。
紙の本四季のうた 至福の時間
2020/08/29 11:22
俳人・長谷川櫂氏が読売新聞連載コラム「四季」に掲載した俳句一年分を収録した興味深い一冊です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『虚空』、『柏餅』、『吉野』、『沖縄』、『俳句の宇宙』、『古池に蛙は飛びこんだか』、『芭蕉の風雅』、『俳句的生活』、『海の細道』など数々の名作を発表されてきた俳人の長谷川櫂氏の作品です。著者は、「一杯のコーヒーのもたらす至福の時間。それと似たものが人生にはいくつかある。酒と旅、どちらも浮き世を忘れて、しばし別世界に遊ぶことができる。そして一片の詩も一杯のコーヒーに似ている」と言います。同書を読むと、何かふわりと心を浮き上がらせ、別世界に遊ばせてくれる気分になります。読売新聞に連載されたコラム「四季」の2016年4月から一年分を収録した興味深い一冊です。
2020/08/08 10:37
数々の名句を世に残してこられた長谷川櫂氏が読売新聞の連載コラム「四季」に発表された、これまた素晴らしい名句を収録した作品です!
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『虚空』(読売文学賞)や『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞)をはじめ、『柏餅』、『吉野』、『沖縄』、『九月』、『古池に蛙は飛びこんだか』、『芭蕉の風雅』、『俳句の誕生』など数々の話題作を発表してこられた俳人の長谷川櫂氏の作品です。同書は、「普段着とは着る人もまわりの人々も寛ぐ、そんな服のことである」や「詩歌は人々の心が和み、寛ぐものでありたい。心が寛げば、自分や相手の心の動きが手にとるようにわかる」という心に残る名句が綴られ、読者の心に記憶されます。同書は、読売新聞に連載されたコラム「四季」の中から2017年4月から1年分が収録されています。今もう一度、読み直したい名句ばかりです!
紙の本四季のうた 至福の時間
2018/12/30 13:29
詩の扉
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投稿者:紫陽花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一杯の珈琲と一片の詩を味わう。至福の時間である。俳句、短歌、詩に添えて長谷川櫂さんの短文。多様な詩が取り上げられており、それらの俳人、歌人、詩人をもっと知りたくなる。一片の詩に扉が開かれる。