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1件
愚か者の身分
著者 西尾潤
第二回大藪春彦新人賞受賞作!
今野敏氏「秀逸なラスト」
馳星周氏「突き抜けた何か」
選考会にて両選考委員激賛!
戸籍ビジネスの闇に蠢く半グレを描いた新時代のクライム群像劇!
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身寄りなし。身分証なし。金なし。そんな優良人物をSNSを駆使して探し出すのがマモルの仕事だ。狙うは戸籍。女性を装い言葉巧みに相手の個人情報を引き出して、売買が成立すれば報酬をもらえる。
ある日、マモルは上司から不可解な指示を受けた。タクヤと距離を置け。
自分にこの仕事を紹介してくれた先輩に、なにが起きたのか。翌日、タクヤの部屋の掃除を命じられたマモルが見たのは、おびただしい数の血痕だった。
もう、タクヤはこの世にいない。悲しみにくれるマモルに一通のメールが届いた。それは、タクヤからのメッセージだったーー。
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愚か者の身分
2022/11/18 21:16
もう少し重厚な長編も読んでみたくなる
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
戸籍売買ビジネスで稼ぐ半グレグループの群像劇。一般人の顔を持ちながら仕方なく犯罪に手を染める、何者にもなれない登場人物達を様々な視点から描いていてテンポが良い。けど、もう少し重厚な長編も読んでみたくなる。文庫本のデザインはかなり気合入っててかなり好き。