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ゲゲゲのゲーテ
著者 水木しげる
「ゲーテと聞くだけで、いまでも背筋がしゃんと伸びる気がします」とドイツの文豪ゲーテをいまなお敬愛する、漫画家・水木しげる。戦地に赴くときも肌身離さず持っていた座右の書『ゲーテとの対話』(エッカーマン)をもとに、ゲーテの名言・箴言を水木流に読み解く。水木ファミリーへのインタビューやゲーテの思想に通じるアイロニーたっぷりの短編『剣豪とぼたもち』も収録
ゲゲゲのゲーテ
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ゲゲゲのゲーテ 水木しげるが選んだ93の「賢者の言葉」
2016/03/31 14:26
ボリューム不足
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:QFO - この投稿者のレビュー一覧を見る
もうちょっと突っ込んだ話が書いてあると思っていたが、意外とあっさりしていて私にとってはボリューム不足だった。
マンガや対談等、バラエティには富んでいるが。
まあいつもの水木節が面白いけど。
ゲゲゲのゲーテ 水木しげるが選んだ93の「賢者の言葉」
2016/06/02 21:19
「ゲーテの対話」入門
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ゲーテとの対話」の中から93の格言を選び編集したものです。
93は水木氏の満年齢で、この歳の11月に死去されましたので、結果として最期の著作となりました。内容はゲーテの格言に加え、水木氏の含蓄ある解説やインタビュー、母宛ての手紙、短編漫画等を掲載。飽きさせない構成となっています。「水木さんの80%はゲーテです」と水木氏自身が話している通り、ゲーテは水木作品のバックボーンでもあり、本書は水木ファンには必読の書です。なお「ゲーテの対話」自体は、以前、私には退屈で読破できませんでした。私は本書で十分です。
一つ一つの言葉は、水木氏が生きる指針としたものであり、参考になりました。中でも、「精神の意志の力で成功しないような場合には、好機の到来を待つほかない」というゲーテの言葉や、「本人が納得して満足すればそれが幸せ」という、ゲーテの言葉を咀嚼した水木氏の言葉が印象に残りました。
また、水木氏が人生に余裕ができたのは60歳からで、それまでは寸暇を惜しんで仕事されていたとのこと。私は読書三昧の日々を送るために、60歳には人生の区切りをつけたいと思っているのですが、甘い考えのようです。