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2件
時給三○○円の死神
著者 藤まる
「それじゃあキミを死神として採用するね」
ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練をはらし、あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした話に、不審を抱く佐倉。しかし、「最後まで勤め上げれば、どんな願いも叶えてもらえる」という話を聞き、半信半疑のまま死神のアルバイトを始めることとなり――。初恋相手の幼馴染、出産直後の母親、虐待を受ける子ども……様々な死者が抱える、切なすぎる未練、願いとは――。暖かな涙が止まらない、ヒューマンストーリー。
時給三○○円の死神
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2018/11/06 17:18
結末はハッピーエンドとはいいがたいが
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
やや軽めの文体のなので読みやすい。
結末はハッピーエンドとはいいがたいが、どこか納得する内容だった。
ただし主人公たちにあまり感情移入できなかった。
2021/02/22 21:34
2度目は主人公と一緒に読む様な感覚
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:伊織 - この投稿者のレビュー一覧を見る
死神から時給300円でアルバイトの勧誘を受けた高校生が出会う「死者」の未練の真実を同級生の死神と共に解決しあの世へ送り出す。出会った「死者」と紡がれた物語はエピローグで最後に出会った「死者」から彼の忘れていた記憶を蘇らせる為に再度プロローグに続くように設定されてる。だから2度目に読み返す時は主人公と一緒に読んでいいる気持ちになる。とても面白い設定。もう一つ、気になったのが読んでいるうちに登場人物の思考が高校生では無く成人の様な奇妙な感覚になった。主人公も出会う「死者」の在りし日の人生が過酷なものだからかなぁ。