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17件
じい散歩
著者 藤野千夜(著)
明石家は夫婦あわせて、もうすぐ180歳。一家の主、新平は散歩が趣味の健啖家。妻はそんな夫の浮気をしつこく疑っている。長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男は自称・長女のしっかり者。末っ子は事業に失敗して借金まみれ。……いろいろあるけど、「家族」である日々は続いてゆく。飄々としたユーモアと温かさがじんわりと胸に響く、現代家族小説の傑作!
じい散歩 妻の反乱
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じい散歩 2 妻の反乱
2024/06/05 10:18
現代家族の小説2
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回の「じい散歩」の2巻目ですが、目次を見ると皆「妻」の文字が入っている。妻に何か起きる予感をさせる始まりです。相変わらず、頼りになるのは自称長女の次男だけ。それでも地球は回っているし、メチャクチャ家族でも生活している。楽しんだが勝ち。
じい散歩
2024/05/04 15:23
現代家族の小説
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説のような家族は意外と多いのかもしれない、と思ってしまった。順風満帆で何の問題もない家族なんてありえない。もし「うちは幸せ家族でーす」なんていう方がいたら、絶対、間違いなく、ありえない家族だ。そう装っているだけ。
問題だらけの家族でも、とりあえず今日を生き抜けば良い(できれば楽しく)、という考えの主人公・新平のスタンスに初めは馴染めなかったが、読み終えると真実のような気もしてくる。
それでも、地球は回っている。
2024/03/08 06:32
3人の息子は現代版三婆になるのか
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
有吉佐和子さんの名作「三婆」は三人の老女が夫の残した家にいがみ合いながらも暮らしていく様子を描いた作品だが、本書は老夫婦と3人の独身息子の物語
妻の認知症の症状が現れこれから家族はどうなっていくのか
高齢の独身の子供が親元から離れない家庭は増えていくと思うので日本の縮図のようで面白く読めた