- 販売開始日: 2023/10/18
- 出版社: 双葉社
- ISBN:978-4-575-24682-7
じい散歩 妻の反乱
著者 藤野千夜(著)
多くのメディアで紹介されて注目を浴びた『じい散歩』、待望の続編! 前作からさらに歳を重ね、夫婦あわせて180歳を超えた新平と英子。3人の独身中年息子たちは相変わらずで、自...
じい散歩 妻の反乱
商品説明
多くのメディアで紹介されて注目を浴びた『じい散歩』、待望の続編! 前作からさらに歳を重ね、夫婦あわせて180歳を超えた新平と英子。3人の独身中年息子たちは相変わらずで、自宅介護が必要になった母親の面倒を見る気配もない。まさに老老介護が始まった新平の束の間の息抜きは、趣味の散歩や食べ歩きだが、留守番している妻への土産も忘れない。果たして、老夫婦の道のりは? そして、妻の「反乱」とは? 身につまされながらもどこか可笑しい、明石家のその後を描いた家族小説。
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現代家族の小説2
2024/06/05 10:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
前回の「じい散歩」の2巻目ですが、目次を見ると皆「妻」の文字が入っている。妻に何か起きる予感をさせる始まりです。相変わらず、頼りになるのは自称長女の次男だけ。それでも地球は回っているし、メチャクチャ家族でも生活している。楽しんだが勝ち。
胸を張って、ワン、ツー、ワン、ツー
2023/12/14 16:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤野千夜さんの快作『じい散歩』が最初に出版されたのは
2020年の12月。(2023年夏に双葉文庫になっている)
その時の帯にはこうある。
「夫婦あわせてもうすぐ180歳。三人の息子は、全員独身。」
あれから、3年。
2023年10月に出た続篇『じい散歩 妻の反乱』の帯にはこう記されることに。
「夫婦あわせて180歳超。」
ついに主人公である高齢者夫婦はともに90歳を超えてしまっている。
しかも、妻である光子は今や介護を受ける身。
ホームヘルパーさんの援けはあるとはいえ、
そのほとんどの世話は夫の新平92歳がみることに。
前作登場した全員独身の3人の息子たち、
長男は引きこもり、次男は自称「長女」、三男は借金まみれ、には変化なし。
そりゃあ、新平さんだって色々文句はいうけれど、
息子たちにはちっとも届かない。
それに、新平さん自身、そんな「自由」を許しているところがある。
この物語は、そんな「自由」さがたまらなく魅力的だ。
新平さんが歩く江古田や池袋、ちょっと足をのばして早稲田界隈といった
散歩の様子が実にいい。
実際90歳を超えて、新平さんのようにしっかり歩けているのは
なんとも羨ましい。
妻を介護し、いうことの聞かない息子たちに囲まれ、世界はコロナ禍に陥っても、
それでも新平さんはしっかりした足取りをとめることがない。
「令和を生きるシニア世代の御守小説」と、この本の帯にはあるが、
シニア世代の希望の小説でもある。
妻と息子たちとの関係
2024/02/23 07:10
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫が妻の介護をするとすぐに音をあげてしまうことが多いが、主人公は数年にわたって介護を続けていた
妻の介護
ひきこもりの長男、自称長女の次男、金にだらしない3男
独身の子供と介護の必要な妻
これからの日本の先行きのようで面白かった