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26件
おれは一万石
著者 千野隆司(著)
一俵でも禄高が減れば旗本に格下げになる、ぎりぎり一万石の大名家に婿として入った十七歳の若者が、失敗を繰り返しながらも奮闘し、家臣や領民と徐々に心を繋げて藩政を立て直してゆく。待望の新シリーズ!
おれは一万石 : 32 後嗣の祠
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おれは一万石
2017/09/18 09:37
さわやかなストーリー
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:青木 正康 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時は江戸時代の大名家の話だが、10代の若殿様である正紀と正広が、剣術を通して友情から一門の結束を固めていくところ、婿入りする正紀の伴侶となる京の、今風にいうドライな愛情にも、微笑みがこぼれる。加えて、家臣のバイタリティも読み進める中で頭の中にイメージが広がり、その場面が容易に想像できる表現があふれている。正紀の短慮のようでありながら、人の意見を素直に傾聴する謙虚さは、20代、30代と年を重ねることで、尾張徳川の血を引く名君となる期待を膨らませてくれる。また大所高所で本質を見極めようとする若きトップの姿勢と置き換えると、マネジメントの基本を示唆する内容とも感じとれた。
商武の絆
2020/08/10 03:48
時代小説の金字塔
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とら猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは、内容が、楽しく、面白く、毎回楽しみにしています。あっという間に、読み進められて、最後の満足感は、又、次回が、待ち遠しくなるという、今、一番好きな本です。
尚武の志
2022/01/31 12:22
ちょっと違ううまさあり。シリーズ快調!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまでのガチな正紀との対決姿勢ではなく、直参、旗本の剣術試合の実施によって寄せ場の存続を図るというストーリーはとても面白かった。
目線が変わったところにシリーズ小説のうまみがあることがよくわかった。

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