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5件
卒業タイムリミット
著者 著者:辻堂ゆめ
高校の人気教師・水口里紗子が誘拐され、72時間後に始末するとネットで予告動画が流れた。卒業間近の3年生・黒川のもとに「誘拐の謎を解け」と犯人から挑戦状が届く。同じく挑戦状が届いたのは、元サッカー部の荻生田、学年一の美少女・澪、幼馴染みの才女・あやね。水口を捜し始める4人だが、誰もが教師との間に秘密を抱えているようで――。大人になる前の煌めきと痛みが交錯する、傑作青春ミステリ!
卒業タイムリミット
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卒業タイムリミット
2022/04/30 12:15
厚めの小説だけど最後まで読める〜!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハムスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まだ読みかけなのに既にハラハラドキドキしっぱなしです!
学生の朝読書にも◎
中学生の私がいうんだから間違いない(笑)
2025/01/14 18:34
犯人は誰なのか
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆめこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校人気教師誘拐事件のいわば探偵役として選ばれた4人の生徒。
彼らの心の機微に引き込まれます。
まさに青春ミステリーでした。
卒業タイムリミット
2022/04/12 09:07
読みにつれて、善悪の判断が揺らいでくる。生徒1人1人の心の隙間の表現も見事
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校の先生が誘拐され、それをまだ学生の「ぼくら」が解決する…
パターンとしては王道ですが、この手の話は好きなので購入。
王道だけれど、生徒1人1人の心の機微が手に取るように伝わり、のめり込んでいきます。
そして、その生徒1人1人の「心の機微」が見えるにつれて、少しずつ彼らにも動機のようなものが見えて…「まさか…?」と思ったり…。
良い意味で、作者に振り回されて、疑ってみたり、いやいや違うだろうと否定してみたり、やっぱり疑ってみたり…。
主人公の黒川と共に、気がついたら自分もいろいろと勘ぐっていました。
殺害予告まで残り1日になっても解決しない状態にヤキモキしつつ、黒川たちも普通にお腹がすいてごはんを食べたり、眠くなったりしているところが、ヘンにリアルで「実際、こういうことが起きたら、誘拐された人が大事な家族や恋人ではないかぎり、そこまで緊張しないかもな」と感じさせられます。
人気教師といったって、黒川を含むメンバーのほとんどは、誘拐された先生とあまり接点はなさそうですしね。
(だからといって、薄情なわけではなく、ちゃんと助けようと考えているのでご安心を)
作品を読んでいくにつれて、「善人」を「悪人」と疑ったり、「悪人」にも「善人」に見える部分があると思ったり…
人間の善悪の価値観が、何度も変化させられる展開も見事。
もうちょっと長く読みたいと思った作品でした。