魔術師の匣
著者 カミラ・レックバリ,ヘンリック・フェキセウス,富山クラーソン陽子・訳
スウェーデンで20万部突破!
北欧ミステリーの女王、新シリーズ開幕。
女性刑事と男性メンタリストが忌まわしい過去に端を発する奇術連続殺人に挑む。
女は箱に幽閉され、剣で貫かれて殺されていた。まるで失敗した奇術のように……ストックホルム警察の刑事ミーナは、メンタリストで奇術に造詣の深いヴィンセントに協力を依頼する。奇術に見立てた連続殺人が進行中なのだ……。スウェーデン・ミステリーの女王レックバリが一流メンタリストとコンビを組んで送り出した新シリーズ第1作。
60か国43言語で刊行され、売上は3000万部を突破。スウェーデン・ミステリーの女王カミラ・レックバリが長年の友人でもあったスウェーデン屈指のメンタリスト、ヘンリック・フェキセウスとタッグを組んだ新シリーズ第1作である本書は、人口900万人のスウェーデンで20万部を売り上げ、36か国での翻訳刊行が決定しています。
魔術師の匣 上
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魔術師の匣 上
2022/09/11 13:49
奇術連続殺人事件
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性刑事と男性メンタリストが、奇術に関連する大道具を用いた殺人事件を解決するために活躍する。その殺人事件は過去に遡って、そして進行形での連続殺人事件となり、犯人の意図が分からなくなる。主人公たちの家庭の問題、自身の性的な問題が、事件解決に何らかの影響を及ぼしているが、上巻だけでは、まだよくわからない。スウェーデンで活躍するメンタリストが、執筆に関わっているようで、人間の心の動きや行動パーターンの解析が面白い。新シリーズだが、下巻を含め、すごく期待できる。
魔術師の匣 下
2022/09/11 13:48
奇術連続殺人事件の解決
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
忖度しない発言や潔癖症が目立つ女性刑事と、偶数に執着してしまう心の偏りに悩むメンタリストの、主人公コンビが、連続殺人事件を追いにつれ、それおぞれの過去が、物語の色合いを変えていく。意外な犯人と痛ましい真相は、じゅぶんに驚かされる。作者のストーリー展開のすばらしさと奇術と殺人とを結びつけた発想に、敬意を表したい。これがシリーズ3部作の最初とは、今後の展開に、大いに期待できる。