オレたちバブル入行組
話題沸騰のドラマ『半沢直樹』(堺雅人主演)原作! バブル期に大手銀行に入行し、今は大阪西支店融資課長の半沢直樹。支店長の命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を半沢に押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢に残された手は債権回収しかない――。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。しかも入行以来いいことなしのバブル世代。しかし嘆いてばかりじゃ始まらない。顔を上げろ、プライドを捨てるな、そのうち負け分を取り戻してやる! 働く者すべての勇気を奮い起こさせる痛快エンターテインメント。
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オレたちバブル入行組
2012/10/02 10:40
アンパンマン的ストーリーが楽しい
24人中、24人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:杜子春 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大枠で言うと「正義が悪を倒す」というアンパンマン的ストーリーではあるが、銀行という場所が舞台でその過程がとても楽しい。最初は悪が正義を追い詰め、もうダメだという時に形勢逆転!先が気になってしょうがない、次に何があるのかハラハラ・ドキドキ感を味あわせてくるそんな一冊。池井戸潤作は全体的にリズムがよく、一気に読みきれる。
熱中しすぎて電車を降り過ごしそうになる、そんな一冊。
オレたちバブル入行組
2013/09/29 18:04
やられたらやり返す。十倍返しだ。
11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れたTVドラマ「半沢直樹」の原作です。久しぶりに面白いドラマと思っていたら、あれよあれよと視聴率が上昇。最後は、文句なしの平成最高視聴率ドラマとなりました。原作では、どのように描いているのかと興味を持った次第です。テレビと同様に小説もテンポが良く、場面設定等については視覚で理解していますので、あっという間に読み終えました。
内容は、銀行を舞台にした勧善懲悪ストーリー。池井戸氏自身が銀行員出身というだけあって、リアルなストーリー展開は圧巻でした。ドラマでは父が自殺したりと細部の設定は変えていますが、大筋は原作どおりにドラマ展開しています。テレビを観た方も、観ていない方も一読を勧めます。
ところで私も昔、「部下の手柄は上司の手柄、部下のミスは部下のミス」という「半沢直樹」に出てきそうな上司に仕えたことがあります。その上司は、部下を踏み台にして、今ではなんと専務になっています。正義感ぶって、たてついた私は現在出向の身・・・。笑ってしまいますが、これが現実です。
オレたちバブル入行組
2013/01/22 23:42
superb
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:太郎ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この表紙とタイトルで、ちょっとほんわか奮闘もの、例えば、垣根涼介さんや萩原浩さん(大好きです)のような話を期待して買った本でした。なじみやすい文体で最初に、おや?と思うのは同期の一人が亡くなったことが書かれた最初の方。ぐいぐい読まされて、最後まで砕けずエンターティンメントとしてしっかり堪能しました!