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4件
紅茶を注文する方法
著者 土屋賢二
戦った、敗れた、ボロボロになった! 「真人間への道」「座席の選び方」「わたしのダイエット」など、何でもないことに苦しみ抜くツチヤ教授が、襲いかかる周囲の人間、自然現象、運命を相手に戦いを挑み、敗北にまみれ、更に苦悩を深めるさまを切々と訴えた爆笑エッセイ。週刊文春長寿連載「棚から哲学」シリーズ第4弾。
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紅茶を注文する方法
2004/10/23 13:53
土屋流不条理学
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最早おなじみとなったプロフェッサ・ツチヤのパラドキシカルなエッセイ集。巻を追う毎に土屋さんの文章は巧みになり、可及的速やかに読者を混乱と笑いに誘ってくれます。
土屋さんが提供する笑いは「条理」という名の「格」を破る「破格」の笑いです。不条理な論理、詭弁、小理屈、逆説に満ちています。著者の哲学者という立場を鑑みれば、こういった弁舌は「常識とは何か」といった深遠な事柄を読者に問うているようにも思えますが、行間からはとてもそんな深謀遠慮は伺えない所がツチヤさんのツチヤさんたる所以なのでしょう。良く言えば軽妙洒脱。
重苦しい週刊文春に吹く一陣の風。御覧あれたし。
紅茶を注文する方法
2004/10/15 04:22
虚をつかれる愉しさ満載の不思議な書。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由良 博英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
哲学者、土屋さんのユーモア・エッセー集。一見、不条理に思われる著者自身の行動を、綿密な論理により整合性を与え弁明していく。翻って、他人の日常的なふるまいについては、これまたたたみかける筋道を踏まえながら鋭く矛盾をついてくる。独特のトボけた口調で書かれる内容はヒネくれてもいるようなのだが、首をかしげ読み返してみても、どうにも論理の誤謬らしきものを指摘できないのだ。虚をつかれる愉しさ満載の不思議な書。
紅茶を注文する方法
2020/09/13 20:28
紅茶を注文
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
土屋賢二先生は相変わらず面白いです。大学の先生というと真面目なイメージでしたが、見事に覆りました。