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死命
著者 薬丸 岳
若くしてデイトレードで成功しながら、自身に秘められた女性への殺人衝動に悩む榊信一。ある日、余命わずかと宣告され、欲望に忠実に生きることを決意する。それは連続殺人の始まりだった。元恋人の澄乃との皮肉な再会。犯人逮捕に執念を燃やす刑事・蒼井にも同じ病が襲いかかり、事件の展開は衝撃の結末を――。
死命
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紙の本死命
2019/04/15 11:03
気迫せまる。
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
同時期に、癌で余命数ヶ月と宣告された、榊信一と刑事の蒼井。榊は自分の殺人願望を解放し、連続殺人事件を起こしていく。蒼井は命を懸けてその犯人を追う。
体力が弱っていく蒼井が、執念で捜査を続け、榊に迫っていく。その鬼気せまる様子に圧倒された。また、榊の殺人願望もリアルに描かれ、ゾッとした。
蒼井とコンビを組んだ「使えない奴」だった矢部が、蒼井の事件に対する姿勢を見て、どんどん成長していく。それが救いだった。
紙の本死命
2015/12/26 14:34
動機が受け入れられず
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投稿者:おたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬丸さんは大好きな作家ですし、かなりの大作を一気に読ませる筆力とページターナーぶりには相変わらず感服ですが、本作は私にとっては期待以上のモノとはいえませんでした。期待値が高すぎることもありますが。主人公の一である榊の殺人の理由が到底受け入れることができないものだったというのが最大の理由。もう一つは純粋キャラの澄乃があまりにも鈍感すぎてちょっとイライラしてしまったこと。次作に期待します。