電子書籍
絵のある自伝
著者 安野光雅
『旅の絵本』『ふしぎなえ』『ABCの本』などが世界中で愛されている画家の、初の自伝。
「自伝のようなものは書くまい」と思っていたが、日本経済新聞の「私の履歴書」欄に原稿を寄せるうちに「記憶のトビラがつぎつぎに開いた」、と大改稿大幅加筆。人情味のある豪傑な義兄、小学校で隣の席だった女の子、朝鮮人の友人、両親、弟……昭和を生きた著者が出会い、別れていった有名無名の人々との思い出をユーモア溢れる文章と柔らかな水彩画で綴る。
「わたしも、冗談が多すぎた。でもまだ空想癖はやまない。しかしこの本に書いたことはみな本当のことで、さしさわりのあることは書かなかっただけである」とは著者の弁だが、炭鉱務め、兵役、教員時代など知られざる一面も。
50点以上描き下ろした絵が、心温まる追憶は時代の空気を浮かび上がらせ、読む者の胸に迫る。楽しく懐かしい、御伽話のような本当のお話。
※この電子書籍は2014年5月刊行の文春文庫を底本としています。
絵のある自伝
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紙の本絵のある自伝
2022/01/10 19:30
ほのぼのとしたものを、私たちに遺してくださったようです。
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
安野さんの絵本はたくさん目にしてきたはずなのに、安野さんご自身のことは何も知らずにいました。
言葉の書かれていない本から、何を読み取り、どう受け止めるかは、読み手の自由でもあり責任でもあるのだなと、気づきました。
『ABCの本』を久々に手に取りたくなりました。
紙の本絵のある自伝
2021/08/21 19:27
かわいい
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投稿者:たかし - この投稿者のレビュー一覧を見る
水彩画がきれいだった。かわいい絵がたくさん、カラフルで気に入った。作家同士の交流が素敵だった。当時の広告も面白い。
紙の本絵のある自伝
2015/09/20 22:08
カラーの挿絵付自伝
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投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫版があってよかった。鞄に入れて持ち歩き、気軽に読める自伝です。各章に挿入されたカラーの絵も素敵です。
自伝を読むまで、ガンで闘病されていたことを知りませんでした。生きがいを持っている方は、逞しい生命力を備えているのでしょうか。生きる力についても、考えさせられました。
紙の本絵のある自伝
2022/06/28 01:00
自伝
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかし、読んでいて、自伝というよりは、戦争を経験した方の回顧録というか、回想録のような感じがしました……。安野光雅さんは、美しい絵もありますし、ぜひ、多くの方に読んでいただきたい……
紙の本絵のある自伝
2021/07/29 22:31
人柄が伝わって来る
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投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
網羅的な自伝ではなく回想エッセイといったところだろうか。本格的な自伝を期待するとやや物足りないかもしれないが、安野光雅ができあがるまでが、当人の人柄を含めて伝わってくるものにはなっている。