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我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上 アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか
著者 エマニュエル・トッド , 堀茂樹・訳
ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書!
人類は、「産業革命」よりも「新石器革命」に匹敵する「人類学的な革命」の時代を生きている。「通常の人類学」は、「途上国」を対象とするが、「トッド人類学」は「先進国」を対象としている。世界史の趨勢を決定づけているのは、米国、欧州、日本という「トリアード(三極)」であり、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の正体は、政治学、経済学ではなく、人類学によってこそ捉えられるからだ。
上巻では、これまで「最も新しい」と思われてきた「核家族」が、実は「最も原始的」であり、そうした「原始的な核家族」こそ「近代国家」との親和性をもつことが明らかにされ、そこから「アングロサクソンがなぜ世界の覇権を握ったか」という世界史最大の謎が解き明かされる。
我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上 アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか
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我々はどこから来て、今どこにいるのか? 上 アングロサクソンがなぜ覇権を握ったか
2023/02/10 09:33
日本語版のまえがきでロシアのウクライナ侵攻のことをに触れている
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は2017年に原書が出版されたとのこと。日本語翻訳のこの本は2022年出版で、最初のまえがきの部分に、筆者がロシアのウクライナ侵攻のことを踏まえた文章が入っていて、この本の意味づけとかを補強解説してくれています。
下巻をこれから読むので、全体の感想なんかは下巻でのレビューで書ければと思います。