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10件
京洛の森のアリス
著者 望月麻衣
少女ありすが迷い込んだのはもう一つの京都
幼いころに両親を亡くし、引き取られた叔母の家でも身の置きどころのない少女ありすは、遠く離れた京都で舞妓修業を決意する。
彼女のもとにやってきた老紳士に連れられて訪れた京都は不思議な世界だった――。
ともに人間の言葉を話す、カエルとハチスとウサギのナツメと、ありすは京洛の森の謎に触れていく。
「京都寺町三条のホームズ」シリーズの著者による、書き下ろし小説。
京洛の森のアリス III 鏡の中に見えるもの
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京洛の森のアリス 3 鏡の中に見えるもの
2022/07/03 00:12
中締め?
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投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ありす、蓮、ナツメ、それぞれのやりたいことが一箇所に集約されていく過程で、気持ちのすれ違いというか、想いの温度感の違いがギクシャクを産む。
若い時、ありがち。
そして、自分の気持ちに気づいて、素直になる。
3冊の中で一番面白かった。
この後、さらにどう成長するかを描くのかな…。
ひとまずは中締め?
京洛の森のアリス 1
2020/07/26 06:19
心地良いファンタジー小説
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:れおな - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの人が知っている「不思議の国のアリス」。題名こそ似ていますが、ストーリーはもちろん、世界観が深く、しかも京都と結びついています。
物語が進むにつれて、謎が深まり、そして解けていく感じが心地良いです。
京洛の森のアリス 1
2018/09/30 08:32
舞妓の話というよりは、少女の成長譚
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル名とイラストから、『不思議の国のアリス』の舞台を京都に置き換えたものかな~と思っていたのですが…さすが望月さん、そんなシンプルには終わりませんでした。
望月さんらしい独特の描写で、独特の世界にどんどん惹きこまれていきます。
「京都である必要性がわからない」作品はいくつもあり、この小説も「京都に似た異世界で、実際の京都とはまったく違う」ため、あえてこの街を舞台に選んだ理由は何だろうと思ってしまう人もいるかもしれませんが、望月作品の『祇園の拝み屋さん』を読んだ人には「京都は不思議な世界の扉が開いている」という、望月さんの独特の解釈がストンと入って来るので、そこに対する疑問はそんなに湧かないかもしれません。
ただ、あらすじには「舞妓修行を決意する」とあったので、「舞妓さんの世界を描いてくれるのかな」と期待している人には物足りなかったかも…。
ありすが本当に良い子なので、応援したくなりますよ。
(というより、望月作品に出てくるヒロインはみんな良い子で応援したくなります)