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2025年東京不動産大暴落
著者 榊淳司
東京が危ない!23区に迫りくる暴落ライン!
あなたの家が「半額以下」になる……!!
値下がりしないエリアはどこか?
東京五輪を目前に、東京の不動産市場は局地的にバブル化している。
しかし、2020年オリンピック終了後の東京には華やかな未来を予想できるイベントはない。むしろ、東京の衰退を予測する統計がある。
2025年、団塊世代がすべて後期高齢者になり、東京都の人口は減少し始める。にもかかわらず、東京には毎年多くの新築住宅が供給されている。
人口減少、超高齢化、あり余る住宅……。地方はすでに、「タダ」でも貰い手がない不動産や土地、廃墟化した空き家などが溢れかえっている。
2025年、いま地方で起きている不動産暴落の現実が、東京23区にも襲いかかる。
暴落はいつどこで起こるのか?暴落しないのはどこのエリアか?少しでも暴落を回避するにはどうしたらよいのか?
不動産バブルのしくみから、2025年大暴落までのシナリオを気鋭の住宅ジャーナリストが大胆予想する。
2025年東京不動産大暴落
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2025年東京不動産大暴落
2019/03/18 20:32
不動産の未来
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
新潟県の苗場にあるマンションでは、10万円出してでも引き取ってほしいという需要があるだろうと。維持するだけで税金など様々なコストが掛かる。しかし国家も自治体も受け取ってくれない。まさに価値がマイナスとなっているのだ。
これは近い将来東京でも起こりえる事態だろう。
不動産は同じものがない商品である。建物は野村不動産の「オハナ」であれば、同じようなものが作られる。しかし立地では一つとして同じものはない。だから同時期に同程度の価額であった「オハナ」が10年後には全然違う価額となりえるのだ。
金融が緩んでいれば不動産は売れる。今はマイナス金利まで導入されているほどの緩和状態だ。これが引き締めとなれば不動産市場は一気に冷え込むだろうとのこと。さらに現状では不動産の利回りが低すぎる。金融引き締めで適性な利回りとなって価額は暴落するのだ。
不動産は立地だ。千代田区番町や港区青山は相当なブランド力がある。文京区本郷、小石川(窪町小学校区内)、豊島区雑司が谷、新宿区西早稲田や山手線の外であれば代官山、代々木上原、成城学園などが資産価値を保てるエリアとして筆者が挙げている。これらは非常に高価な地域で庶民が手を出すのは困難なエリアだと思う。成城学園は少し都心から離れていて、本当に資産価値が保たれるエリアなのかとは思うのだが。
そして首都圏以外の大阪圏や名古屋圏が厳しい状況にあるのは間違いないのだろう。東京ですらこの状況であるのだから。しかしやはり大阪や名古屋、横浜の中心部はそこまでひどい状態にはならないのではないだろうか。冒頭の苗場は新潟県でマイナスになるのもやむを得ないが、札幌・仙台・広島・福岡も含め、中核都市の中心部は実需がしっかりあると思う。
筆者の提言で、レインズの開放を挙げているが、これがまさにすぐに行うべき施策であろう。不動産は情報の非対称性がひどい市場だ。まずは情報公開を徹底する必要があるだろう。
2025年東京不動産大暴落
2017/08/09 10:34
だよね
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみほっと - この投稿者のレビュー一覧を見る
家を購入しようと思っており、色々と本を読んだり廻りの人に聞いたりしています。
タイトルに惹かれて読んでみました。
書いてあることは"確かに"という感想。
忙しくて日々の報道等を細切れにしか見聞きしていない人であれば、大局的な観点から流れや今後の予測、不動産会社の動向がまとまっているので、一冊読めば(通勤電車の中で2,3日で読み終わる)全体感がつかめるのでは。