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塀の中の残念なおとな図鑑
著者 美達 大和
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無期チョーエキの著者が刑務所の中で残念なおとなたち=こりないチョーエキと濃い対話を繰り広げ、残念ポイントを描き出す。
「残念なおとな図鑑」であり「刑務所のチョーエキたちの観察記録」。
なぜ犯罪を犯したのか、どういう理由があったのか、繰り返し犯罪するのはなぜか。
無期チョーエキの著者が刑務所の中で残念なおとなたち=こりないチョーエキと
濃い対話を繰り広げ、残念ポイントを描き出す。
筋金入りの悪徳チョーエキ、スリルを求めて、とうそぶく非情なチョーエキ、
万事がめんどうだとチョーエキになってしまう人。
普段の社会ではみられない残念なおとなたち。
こうしたチョーエキをとおして、
「残念なおとな」にならない考え方、生き方を学びたい。
美達 大和(ミタツヤマト):1959年生まれ。無期懲役囚。刑期10年以上の受刑者が収容される「LB級刑務所」に服役中(仮釈放は放棄)。『時間は命』をモットーに、社会のために役に立つ道を模索しながらの生活。著書に『人を殺すとはどういうことか』『死刑絶対肯定論』(共に新潮社)、『ドキュメント長期刑務所』(河出書房新社)、『私はなぜ刑務所を出ないのか』(扶桑社)、『人生を変える読書』(廣済堂)、『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』(プレジデント社)。小説では『マッド・ドッグ』(河出書房新社)、『塀の中の運動会』(バジリコ)、『牢獄の超人』(中央公論新社)、近現代史『日本と韓国・北朝鮮 未解決問題の真実』(育鵬社)がある。これまで8万冊の本を読破。現在でも毎月100冊以上は読書をしている。
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塀の中の残念なおとな図鑑
2021/06/05 06:54
人間観察
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
無期懲役の身ながら、仕事を拒否して独居房に居る著者が、運動場などで知り合ったチョーエキ囚とのエピソードを紹介している。ほとんどの囚人は、楽して金を儲けよう、社会にいるより塀の中の暮らしの方が楽と考え、罪の意識もない。人間観察に優れた著者だと思う。何故、二人もの殺人を犯したのかが、よくわからないが、「被害者を生き返らせない限り償えない。そのため実質、終身刑を自ら選択した」という考えは、理解できなくはない。一種の悟りなのか、頭の良い人ではありそうだ。