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10件
禁忌の子
著者 山口未桜(著)
【第34回鮎川哲也賞、満場一致の受賞作】【デビュー作にして2025年本屋大賞ノミネート!】救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第34回鮎川哲也賞受賞作。/第34回鮎川哲也賞選考経過、選評=青崎有吾 東川篤哉 麻耶雄嵩
禁忌の子
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2025/03/01 22:03
勧められて読み始め・・・!!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タカミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋大賞ノミネートの作品で 医療サスペンスの部類かな?面白いよぉとのお勧めで読み始めた。のっけから 自分と瓜二つの人が救急で運ばれてきた で、 そりゃびっくりするよね~と 先がどうなるか気になってドンドン読めた。 専門用語が出てくるが説明もあったりとわかりやすい。 中学時の同窓生が 専門が違うけど同僚で謎を一緒に解いていくというのも入りやすかった。
自分の母子手帳から自分の過去を知り きゅうきゅう12の過去を知り そして・・・。
子どもが欲しくても出来ない夫婦の葛藤やつらさや期待 養子縁組、いろんな事を考えさせられた。
一緒に推理してた同僚が最後まで冷静であっぱれと思った。
人は見た目や態度だけではわからない 内面にはいろんな秘密を抱えながら
表面上は何事もなくスマートに生きていると演じてる生き物なんだな・・・うん。
この先はネタばれになるかも
テレ東の 家ついて行っていいですか のある人を思い出しました。あの彼女が元気でいてくれたら と願った。
2024/12/20 23:06
一気読み!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おーの - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットで話題になっていたので、文庫になるのを待てず読んじゃいました。
最初から設定や登場人物にどんどん引き込まれ、あっという間にフィニッシュ!
途中、えーっ、とか、あ〜、とか、そっちか!とか、なんなの!?とかジェットコースターのようにあれやこれやあって、とっても楽しめました。
医療ミステリーだけど、難しくなくて、読みやすかったです。
結末は、当初の予想を超えて悩ましいものになってるけど、これからの登場人物たちの幸せを祈ります。
2025/04/13 18:49
様々な倫理観が入り混じる
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分とそっくりな顔した人と出会ったらそれは驚くだろうし、それが死体だったら恐怖するんじゃないかな、自分と間違えられて殺されたんじゃないか?とかね、いろいろ勘ぐっちゃう。そんなスタート。
見慣れた顔のその人物が身元不明だと気持ち悪いですね。
身元を探すうちにたどり着いた人が死んでしまったり、次々明らかになる過去や事実に気持ちがかき乱され、最終的に下す決断に、様々な倫理観が絡み、複雑さを増す展開にワクワクします。