電子書籍
創元日本SFアンソロジー2018
著者 堀晃,宮澤伊織,倉田タカシ,松崎有理,秋永真琴,宮内悠介,高山羽根子,久永実木彦
人類がとうに絶滅した未来。広大な宇宙では、かつて人の手でつくられたロボット――マ・フたちが、人間の残した〈聖典(ドキュメント)〉にしたがって惑星調査をつづけていた。姿形がすべて同じにデザインされたマ・フたちは、〈聖典〉を何より大切にし、「特別はつくらない」をモットーに穏やかな日々を送っていた。しかしあるとき、彼らの間に生じた小さな「特別」が、長い長いあいだ保たれてきたこれまでの世界を変えることになる。第8回創元SF短編賞受賞後第一作。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「一万年の午後」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
一万年の午後-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
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電子書籍イヴの末裔たちの明日-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
2022/07/06 16:03
近未来のお話
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
AIが多くの人部との職を奪いその代わりにベーシックインカムが実現する。マルクスの言う無産階級ではなく、古代ローマ以来の無用階級が出現してしまう。その時、人々は...という、そう遠くない将来 実現してしまいそうな近未来の話である。SFと言うよりは予想ものであり、内容もオチもほぼ想定の範囲内ではあるが、それだけにしっかり足が地についた感じがして読みやすい。
電子書籍一万年の午後-Genesis SOGEN Japanese SF anthology 2018-
2020/09/04 10:07
寓話的 象徴的な話
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユートピア的なある星の自然環境の描写が印象的。その星で活動する人口知性体たちは「没個性的」を義務付けられているが何故か違反する個性的行動をしてしまう というお話。寓話的 象徴的な印象を与える作品であるが、何を暗示しているのか明確には示されない。
AIのバグ 暴走を意味しているのか、人間と自然とのかかわりを象徴しているのか はっきりとはわからない。